頼れるブレード型ロック、ABUS社のU GRIP BORDO 5700。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
リアキャリア、巨大バスケット、センタースタンド、バッテリー外付ライトと、様々な通勤アイテムが追加されてダサさが激増したLGS SIX号。
こんだけゴテゴテになると盗まれにくいような気がしますが、駐輪場所は駅前の無人駐輪場ですから、念には念を入れる必要があります。
LGS SIX号通勤自転車化シリーズの4回目は、超強力ロックの紹介です。
今回はこんな記事です
- ブレード型(多関節型)ロックを初めて購入
- 信頼のABUS社
- 1kg弱という重さに見合う頑丈ぶり
- 車載用のホルダー付き
初のブレード型ロック、ABUS社『U GRIP BORDO 5700』
以前に紹介しましたが、LOOK595号で乗るときはワイヤーロックを使っています。
ロードの場合、駐輪するとしてもごく短時間のため、普段はか細いタイプ、遠出の時は少しだけ太いタイプを使っています。
しかし、今回のLGS SIX号通勤自転車化では、短くても丸一日、雨が降ったりしたら2~3日は駐輪することもあり得ますし、駐輪場所も、最も盗まれやすい駅前無人駐輪場であることから、それなりの盗難対策は必要そうです。
そこで、自動二輪で大きな人気を誇るABUS社の、ちょっと軽めの(でも1kg近い)ブレード型のロック、『U GRIP BORDO 5700』を購入しました。
カギ本体、鍵、ホルダー、固定バンド、のセットです。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
星の数ほどある、各種ロックの中から、ABUS社のブレード型を選んだのは以下の理由によります。
- ABUS社なら大丈夫だろう、という信頼感(あんまり根拠ないけど)
- 軽量(でも1kg近い)の割にはかなり頑丈
- 10000円以上が当たり前のABUSの中では、リーズナブルなお値段設定
- 場合によっては、ロードでも使用できずサイズ・重量(ギリギリですが)
実際のスペック・仕様は以下の通りです。
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
製品名 | U GRIP BORDO 5700 | |
ロック方法 | 鍵式 | 本当はダイヤル式がいいんだけど、高い・・・ |
長さ | 80cm | 地球ロックはちと難しい |
鉄板厚み | 5mm | かなり頑丈 |
重量 | 830g | ズシッときます |
セキュリティレベル | 7 | 1~15のうちの真ん中 |
おまけ | 車載用ホルダー付 | 車載しないと運搬つらい |
ABUS社にはロックの強さを表示する、15段階の独自のセキュリティレベルがあり、上位モデルでは10~15くらいあります。
それに比べると、BORDO 5700の「7」は少し低めですが、一般的なワイヤーロックだと2~3くらいの評価なので、それに比べれば相当に頑丈です。
また、使用している鉄板は同じ材質(ABUSスペシャルスティール)、同じ厚み(5mm)ですので、そんなに差は無いのでは?と思い、少しでも軽い(←長さが短いため)BORDO 5700にしてみました。
特徴は、何と言っても、鉄板を接ぎ合わせてループを作る構造で、見るからに切断しにくそうです。
こんな風にして、ループ状にします。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
実際には、バーナーや電動ノコギリなどを使えば切れるようですが、そこまでして、ほぼママチャリ化したLGS SIX号を盗むアホはいないと思われるので、これで十分ではないかと考えての購入です。
使用感
ロックであるからには、その目的は盗難防止であり、それ以外はすべておまけ要素にすぎません。
でも、実際に盗まれたり(防止力=0)、盗まれそうになっても防いだ(防止力=100)しないと、盗難防止力はどの程度なのか分からないのも事実なので困ります。
と言っていては何も書くことがなくなるので、とりあえず、1か月使った感想を書いておきましょう。
本当はダイヤル式にしたかったのですが、かなりお高いので、鍵式で我慢。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
やたらと頑丈で安心感はある(^^)
ワイヤーロックは、専用工具(ワイヤーカッター)で数秒で切断できたりしますが、厚さ5mmの鉄板でできているBORDO 5700は、そう簡単には切断できないように見えます。
切断するのが面倒くさそうです。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
盗人から見た目にも、「面倒くさいな、コレ」と思わせる、頑丈さがありそうです。
地球ロックには不向きかも
長さは80cmあるのですが、6枚の鉄板からできているので、ワイヤーのように自由自在になるわけではないため、バイクとフェンスなどを一体化させる、いわゆる「地球ロック」は難しい感じです。
細い柱の横にバイクを置いて、フレームごと縛る、という地球ロックはあるかもしれませんが、普通の駐輪場だと難しいかな?と思います。
こんな風に、フレームとフロントホイールをつないでます。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
ホルダーが今一歩
なんせ重たいので、カバンに入れて運ぶのはタマらなく、フレームに車載すべきです。
そのために、ちゃんとホルダーが同梱されています。
車載は簡単なのですが、取り出しがちょっと面倒・・・。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
鍵を折りたたんだら、スポッと差し込めて、とても便利です。
ただ、取り出すためにはボタンを押して出すのですが、なかなか上手く取り出せないことがあります。
こんなところまで強力にする必要はないので(笑)、ロックをロックしている部分をちょいと削るなど、後で工夫してみます。
この「PRESS」という部分を押しても、なかなかロック解除されないんです。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
まとめ
以前にも書いたことがありますが、盗人が本気で盗もうとしたら、どんなカギを使っても盗まれてしまうと思われます。
ただ、これだけ頑丈なカギになると、大きな手間や、専用工具など、大きなリスクを冒すことになるので、お安い通勤自転車だと(盗人にとっての)コスパが悪くなりますので、かなりの盗難防止効果が出てくるのではないかと思います。
これ以上のカギ、となると、例えばUロックをクランクに挟み込むなど、本当に面倒くさいカギをしてやるという手もありますが、自分も面倒になってしまうので、ブレード型ロックはほどほどの手間で、高い抑止力と、いいバランスではないかと思います。
まだまだ続く、LGS SIX号通勤自転車化シリーズの次回は、謎のアイテム(?)の紹介予定です。
(つづく)
なにやら、怪しい物体が・・・?
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
まさに正しく通勤号の道を歩んでますね。
強力ライト、強力めロックときたら次は"怪しめ"なベル、でしょうか?F(^ ^;)