もっと早く,こうやって修理すればよかったよ・・・(笑)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
薄々バレているかもしれませんが,おいらはモノが不調になっても,なかなか修理に出すことがありません。
特に家電製品ではこの傾向が顕著で,「可能な限り自分で治す」「1円でも出費したくない」という,高尚なんだかセコイんだか分からない信念(たぶん,後者が正解)に基づいて,コマゴマと家電製品を修理し続けています。
が,今回の修理については,「もっと早くやっておけよ」と自分に突っ込まずにはいられません・・・。
純正品を買っても,たった300円なんだもんなぁ~(笑)
本記事では「作業は簡単~♪」と書いており(実際に簡単なのですが),屋内配線工事をやるには電気工事士(2種でいい)の資格が必要です。
おいらは,電検3種と電工2種を持っているので気軽に書いちゃってましたが,電工資格を持たない人がやると法律違反になりますのでご注意を!
個人的には,単純な取替え作業くらいは電気工事士資格を免除にしてもいい気がしないでもないのですが,法は法なので(お持ちの方はご存知と思いますが,電工2種って,べらぼうに簡単な試験なんです・・・更新もないし)
壁の照明スイッチの反応が悪くなった!
我が家の照明スイッチは,こういうタイプの大型パネルタイプです。
どこにでもある,こんなタイプのスイッチです。
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小さいスイッチより見栄えがいいし,夜もLEDで見やすいし,操作面が巨大で押しやすいのが特徴です。
階段照明だけ,上の階でも下の階でも操作できるようにシーソー型になっていますが,そのほかのスイッチはプッシュ型(1回押すとON,もう一回押すとOFF)です。
我が家は築2002年2002年築(えらい違いだ)ですが,築5年ごろから,トイレの照明スイッチの「戻り」が悪くなってきました。
1回押して点灯し,また押して消灯しようとすると,スイッチが押されたままなので消せないのです。
コレは何とかせねば!と思って対策をしたのが,2007年秋ごろだったと記憶しています・・・。
セコイ発想で設備改修を8年ほど繰り延べる
普通のご家庭なら,工務店やハウスメーカーに連絡して直してもらうと思うのですが,そんなことをしたら,出張費用を含めて5000~10000円くらいしてしまう恐れがあるため(たぶん),おいそれとはできません。
そこで,若かりし頃のおいら(笑)は,こんな極めてセコイ対策を施してきました。
【第1段階:2007年】スイッチの内部にゴム片を挟んで反発力UP
実にセコイ(笑)
スイッチのパネルを外すと,内部には小さな単品スイッチが入っていて,それを大きなパネルで押す構造になっています。
単品スイッチの反発力が弱くなってきていたので,小さなゴム片を両面テープで貼って,スイッチが元位置に戻れるようにアシストさせます。
この,極めてセコイ(材料費=数銭?)改修により,なんとこれから5年ほど,異常なく使い続けてきました。
【第2段階:2012年】吸盤を使って人力でスイッチを戻す
これはヒドイ(笑)
2007年に埋め込んだゴム片も,5年も経つと弱くなってきました。また,単品スイッチの反発力は完全になくなっていたので,押すとまったく戻れなくなってきました。
そこで,新たな対策の登場。
スイッチパネルに吸盤(そこらに転がっていたヤツ)をくっ付け,人力で引っ張るようにしました。
こんな風に,スイッチに吸盤を付けていました。初めて来たお客さんはさぞ驚いたことでしょう。
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照明をつけるときは普通にスイッチを押し,消すときは一度吸盤でスイッチを引っ張った後に押し込むことで作動させます。
バカでしょう?(笑)
トイレットペーパーを折っておくのと同様,次の人のために,もう一度吸盤を引っ張っておくと,エチケット的に紳士です(本当か?)
【第3段階:2015年】そろそろ真面目に直せ!
こんな絶望的にセコイ対策で8年ほどしのいできたのですが,今年の1月になって,こういう「めり込んだまま戻らないスイッチ」が洗面所でも発生してしまいました。
また第1~2段階を繰り返すのも手ですが,この調子で行くと,あと数年で家中のスイッチに吸盤が付いているという,意味不明の住宅になってしまう恐れがあります。
ココまで来て,ようやく抜本的な壁スイッチ修理に乗り出したのでした。
そう,スイッチを直すスイッチが入りました(笑)
抜本的な修理と言っても,家庭用の屋内配線設備は高度にモジュール化されているので,ハンダ付けなんかは全然不要で,電子ブロックのように簡単に組み立てられます。
気をつけなければいけないのは「感電」だけ。100Vでも死にますので,そこだけは注意しましょう。
【手順0】購入しましょう
まずは,単品スイッチを購入しておきましょう。
お店に行って探すのも手ですが,ネットで発注してしまったほうが一発で楽ちんです。
Panasonicのサイトで型式を確認し,適当に検索したらビックカメラ.comさんで扱っていました。
1個300円という安さだったので,今後に備えて4個買っておきました。
PanasonicのWT5051という型番のスイッチでした。1個300円なり。
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【手順1】当該SW配線を停電させる
修理するスイッチに電気が来てたら危なくてしょうがないので,分電盤で当該回線を開いておきましょう。
昔と違って,今の分電盤はすこしおしゃれな格好しています。
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分電盤には複数のスイッチが付いていて,どれだか判りにくい場合がありますが,おいらは以下の手順で念押ししています。
- 修理する照明スイッチをONにする(照明が点灯する)
- 分電盤で,ラベルなどから開くべき回線スイッチを調べる
- 「これだ!」という回線スイッチを開く
- 修理する照明スイッチのところに戻り,照明が消えていることを確認する
これで大丈夫でしょう。
【手順2】スイッチの化粧パネルを外す
スイッチの化粧パネルは手だけで簡単に外れます。
手でちょいと突くと,簡単に外せます。
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スイッチのパネルも簡単に外せます。
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【手順3】スイッチの枠を外す
これは少し面倒。
スイッチ本体は,金属製の枠にはめ込まれていて,それら全体で壁に埋め込まれています。
壁への取り付けは,固定用の金属片をビスで引っ張るという仕組みなんですが,写真を見たほうが早いでしょう。
この部分のネジを緩めていくのですが・・・。
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こんな,ちょっと不思議な金具で壁に固定されていました。
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この金属片を壁の中に落とさないように(簡単には落ちない構造にはなっています)気をつけながらビスを緩め,壁から引きずり出します。
元に戻すの不安な人は,この時点で,スイッチ周りの配線の様子を写真に撮っておくといいでしょう。
こんな風に,壁から引きずり出します。
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【手順4】再び,無電圧の確認
おいらは,冬に車のドアで「パチッ」とくるのが,車に轢かれるより嫌いという,大の感電嫌い。
なので,一応は分電盤で停電させているはずですが,念のため,スイッチにつながっている配線をちょっと外して,テスター(レンジ注意)で無電圧を確認します。
自転車作業は超いい加減なのに,電気作業だけは超慎重に(^^)
もう一度,電圧無を確認しておきます。レンジに注意しましょう。
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【手順5】スイッチを外して,新品と取替え
ココまで来たら,あとは簡単。
スイッチに入っている配線は,ロック解除穴にマイナスドライバーを差し込めば簡単に外せます。。
また,スイッチそのものは金属フレームに「パチン」と嵌めてあるだけですから,細いマイナスドライバーで突けばすぐに外れます。
ロック解除穴にマイナスドライバーを差し込むと,簡単にケーブルが外れます。
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スイッチ本体も,小さなドライバーで金属フレームから外れます。
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【あとの手順】戻すだけ
この調子で書いていると,「電気工事日記」になってしまうので,後は省略。
手順2~4を逆にやるだけです(^^)
スイッチ取替え完了! & 反省
家族が出かけている間に,こっそりと修理しておいたのですが,ツマ,長男,次男が順番に帰宅するたびに「おぉ,スイッチが直ってる!」という驚きの声がトイレや洗面所から聞こえてきます(笑)
スイッチを取り替えて,パネルを元に戻して作業終了まで,およそ30分(写真撮影込み)。
とても簡単な作業で,スイッチは新品同様の動きに戻ってくれました。
自作のパーツや加工で機能維持するのもいいですが,やっぱり,恒久的には純正パーツで取り替えちゃったほうが快適ですし,場合によっては安く上がることもありますね。
手前の角に付いている,小さな黒い物体が,5年間活躍した「ゴム片」。
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これを機に,今までの「とにかく自作」方針を少し改め,「値段が高かったら自作」にしていきましょう。
なんせ,1個300円だもんなぁ~(笑)
もっと早くやればよかったよ(^^;)
おしまい。
洗面所のスイッチが元に戻らず、、
困って検索してたどり着きました。
40歳のおばちゃんですが、青いパネルの交換やってみたらできました!!
格安に修理できて、嬉しいです!
ありがとうございました😊
興味本位で法には触れない範囲で本体の取り外しまでやってみました。
枠からの本体のとり外しが一番たいへんでした(^^)