RHC号から流用するコンポ達。これと,新たに買ったFD-6700を取り付けます。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8
始まったばかりのLOOK号組み立て日記は,初回の「ISPカット」,2回目の「BBタップ切り」など,やたらとハードルが高い作業が続いておりますが,第3回目となる今回は「コンポ一式の取り付け」です。
クランクやディレイラやブレーキ,STIの取り付けですが,今までのRHC号生活の中で何度もいじっているパーツばかりですから,今日は安心して作業を行うことができることでしょう(^^)
クランク取り付け
ホローテック2のクランクはとても簡単な構造なので,BBさえちゃんと付いていれば悩むことはありません(^^)
2年前にコンパクトクランクに変えたこともあるので,そのときのことを思い出しつつ,サクサクと作業を進めます。
まず,右クランクにグリスを塗ってからBBに嵌め込みますが,ちょいと固かったので,プラハンマーで軽くコンコンしてやってあげるとすんなり入ってくれました。
クランク軸には,いつものDURA-ACEグリスを。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
ちょいと固かったので,軽くコンコン。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
左クランクは,ちゃんと右クランクと180度になるように嵌め込み(当たり前ダ),クランク軸のキャップを付けて専用工具(TL-FC16)で軽く締め込んでやります。
そしてクランク軸を固定する5mmネジを締めて完了ですが,ここで,今回の作業に合わせて購入したトルクレンチ,BBBの『トルクフィックス』の登場です。クランク固定ネジの指定トルクは12~14Nmと少し高め。でも,ハンドル部分を回して12Nmに調整し,「コキッ」となるまで回せばOKです。
ひょっとしたら世界一安い(70円くらい?)工具,TL-FC16でキャップを締め付けます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
本日の主役,BBBのトルクレンチ 『トルクフィックス』さま。
Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8
大きなトルクのネジも簡単に回せます♪ いや~,楽チン(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
トルクレンチを使えば,指定トルク以上をかけてぶっ壊してしまうリスクが減るのはもちろんですが(ゼロにはなりませんが・・・),「ネジを安定して回すことができる」というのも大きなメリット。アーレンキーで10Nm以上回すのは結構しんどいのですが,トルクレンチの長いハンドルだと,とても安定して回すことができ,ネジの頭をナメてしまうリスクも激減です。
というわけで,なんの障害もなく,10分ほどで取り付け完了です。あぁ,ISPやBBとはえらい違いだ・・・。
リアディレイラの取り付け
リアディレイラについては,なんも考えることはありません。ディレイラハンガーにねじ込むだけです。そう言えば,初めてLGS SIX号のディレイラを交換したとき(ALTUS→Deore)には,「え!ネジ一本で固定されているの!!」と驚いたものでした・・・(懐)
ついでなので,プーリーまでバラして清掃。組み立てはロックタイトでガッチリと。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
またもや,トルクフィックスさまの出番。コンポ取り付けは楽だなぁ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
フロントディレイラの取り付け
LOOK号のフロントディレイラはフレーム直付け方式。
RHC号はバンド式,SIX号はBB共締めのEタイプでしたから,我がディレイラ人生(?)初めてのタイプです。しかし,一番取り付けやすいタイプですので,位置調整さえちゃんとしてあげればそんなに悩むこともありません。
初めての直付け式フロントディレイラ。こうやって付けるのね,へぇ~
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
これまた,RHC号でコンパクトクランクに変えたときの経験も思い出しつつ,下記の2点だけ気を付けて取り付け完了です。
- 外側のプレートとアウターギアが,上から見て平行になっていること
- 外側のプレートの下端とアウターギアの上端が,横から見て1~2mm程度のクリアランスになっていること
が,この時点になって,「なんかギリギリっぽいけど,595ってコンパクトクランクに対応しているんだろうな?」という問題に気づき不安になります(今頃かよ・・・)。
そう,おいらのクランクはへたれ用のコンパクト50Tですが,一方のLOOK号はバリバリのレースマシンですから,ひょっとしたら,ノーマルクランクにしか対応していないのではないか,という不安が頭をよぎります。
で,二つ目の条件である「クリアランス1mm」になるように,ディレイラを下げていくと,なんと,直付け台座の最下部になりました。ちゃんと,極東のヘタレ脚サラリーマンライダーも考慮してくれるLOOK社,ありがとう!
アウタープレートとギアの間が1~3mmくらいになるように調整中。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
台座の下端でギリギリ適正位置。コンパクトにも対応していました。ほっ(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
とりあえず,取り付けは完了です(^^)
しかし,今回用意したのは新UltegraのFD-6700。ちょっと見栄を張ってしまったのですが,購入後に「他のグレードと互換性がない」という致命的な情報を入手してしまいました(涙)
わざわざ購入し直すのもなんなので,とりあえず取り付けてみて,あとは,おいらの長高度なワイヤー接続技術に期待するのみです(笑)。うまく動いてくれるのかなぁ・・・。
ブレーキの取り付け
ブレーキキャリパーはRHC号から流用です。ですので,リアはTIAGRA,フロントは105というケチケチ構成です(^^;)
取り付けは特に何の問題もなく,5mmのネジ一本で固定するだけです(こうやって思うと,ほとんどのコンポがネジ1本で付いているのですね,自転車って)。
リアブレーキの取り付け穴は塗装のゴミが残っていたのでヤスリでお掃除中。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
こちらはフロントブレーキ。もちろん,トルクフィックスさまの出番です(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
ただ,リアブレーキの取り付け部だけ,ちょいと塗装のバリがあったので鉄ヤスリで削る作業が必要でした。
本日の作業おしまい
とりあえず,コンポ一式を取り付けることができました。
本日はここまで! 疲れたので写真も適当です(笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
STIレバーについては,RHC号からハンドル一式丸ごと外したので,そのまま付けるだけです。
後は各コンポをワイヤで結んで,正しく調整してやれば,いよいよLOOK号に乗ることができます。しかし,結構な手間がかかることが予想されるワイヤ張り(ブレーキ×2,シフト×2)。うまくいくかなぁ・・・。
おしまい(^^)/~~~
【おまけ】
自転車の組み立ては,どうしても手が油脂類で汚れてきます。カメラ(デジ一眼)で撮影するため,こんな風にビニール袋でくるんでいます。
ストロボはワイヤレス発光にしてあり,部屋の片隅で発光してくれています。
分かりにくいけど,筒抜けにしたビニール袋を被せてあります(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
>ventomarinoさん
そうなんです。
金属だって同じはずなんですが,
どうしても,カーボンの方が気になっちゃいます。
RHC号は落車したことは一度もないのですが,
立てかけたら倒れてしまったことは無数にあります。
アルミなので特に傷も無かったですが,
カーボンだと,こういう側面からの「衝撃」って気になりそう。
倒れた先に縁石なんかあって壊れたらイヤだなぁ・・・。
そう言えば,昔,250ccに乗っていたときに,
フラット倒しちゃった先に縁石があり,
エンジン下部のギアボックスに穴が開いたときは驚きました。
油を垂らしながら家までかえりました(涙)
気を付けねば。