我が人生で,こいつの欲しさがピークに達しています。
最近気が付いたのですが,どうやら,おいらにはパワーメーターが必要なようです。
年々下がり続けるヒルクライムへのモチベーションと,タイムの悪化。
この負のスパイラルを乗り切るため,パイオニア株式会社が総力を挙げておいらのために開発してくれた,ペダリングモニター。
多少無理してでも,買ってあげなければ・・・。
パワーメーターが必要な理由
ご存知の通り,パワーメーターは,脚の出力を測る装置(直訳すると,力計?)。
現在のおいらの環境では,固定ローラー台(パワーメーター付き,Elite)で練習をやる場合と,ヤビツやスバルラインを走り終わった後,家で簡易計算することでパワーの変化を知ることができます。
しかし,Eliteのパワーメーターはローラー台でしか計測できないし,クランク式やペダル式と違って,左右のアンバランスやペダリング効率を計測することができません。
簡易パワー計算に至っては,走っている最中はわからず,家に帰ってから近似値を計算しているだけですので,「メーター」ではありません。
結局,2016年8月末現在のおいらが,パワーメーターをどうしても必要としている理由は,以下の4点に集約されます。
- 走行中にリアルタイムでパワー値を知ることで,ペース維持に生かす
- ペダリング効率を測定し,練習によってその値が改善していくことで,練習のモチベーションを維持する
- 左脚が極端にパワーが無いことを測定し,ヒルクライム成績(エンデューロも)が悪い時の言い訳に活用する
- メカメカしくて格好良さそうだから
- クラスのみんなが持っているから
なんか,後半,だいぶ格好悪い理由になっていきますが,新しいモノが欲しくなった時の言い訳なんて,まぁ,大体こんなところでしょう(^^)
パイオニア「ペダリングモニター」とは?
まだまだ空想段階ですが,もし,パワーメーターを導入するならパイオニアの「ペダリングモニター」に決まっています。
複数のホイールを使い分けたいですし,左右のアンバランスやペダリング効率を知りたいのであれば,自動的に「ペダリングモニター」の一択になります。
が,なんせ,まだ思いついたばかりなので,「ペダリングモニター」については知らないことばかり。
とりあえず,ここ数日,雑誌やネットを調べてみたところ,こんなことが分かりました。
【仕様】対応できるクランクが決まっているらしい
クランクの歪測定をもとにしてパワー計測するため,また,チェーンリング内に主要機能を内蔵するため,対応できるクランクが決められているようです。
現行の「ペダリングモニター」が対応しているのは,以下の3種類だそうです。
- FC-9000(DURA-ACE)
- FC-6800(ULTEGRA)
- FC-5800(105)
なんと! おいらが愛用する,最新鋭のFC-7950(DURA-ACE)は非対応とのこと。
なんてこった,何も不満のない7950とサヨナラしなければならないとは,かなり痛いぞ(涙)
また,楕円チェーンリングがどうなるかも,よくわかりません(まぁ,こいつの場合,もともとの効果もよくわかりませんが。笑)
いや,7950はLGS RHC III号に移植すればなんとかなるか・・・(ボソッ)
【販売方法】購入時にメーカーに送って調整が必要らしい
クランクごとの歪特性に合わせるため,使用するクランクと一緒に「ペダリングモニター」をパイオニアのサービスセンターに送り,個別に組み立て・調整してもらうことが必要とのことです。
特に,左用センサーは超強固な接着剤でクランクにくっつけてしまい,二度と剥がせないそうです(剥がすとご臨終・・・)。
そのため,普通の再婚サイコンのように,AmazonやWiggle,世界自転車でポチッとすればOK,というわけではなさそう。
いやまぁ,これはご近所のセオサイクルさんにでも頼めばいいか・・・(ボソッ)
【制約】フレーム形状によっては適用できないこともあるらしい
右用のセンサ(通称,赤おにぎり)はチェーンリングに内蔵するので,フレーム形状は選びません(クランクを選びますが・・・)。
一方,左用センサは,クランクの裏側に張り付けるので,フレーム形状(BB形状も)によっては,クリアランスが足りなくて装着できないことがあるそうです。
まぁ,595号のようなクラシックな(?)バイクであれば,そこまでシビアな設計はしていないと思うので,この課題も大丈夫かな・・・(ボソッ)
【仕様】ANT+に対応しているらしい
「ペダリングモニター」と言えば,専用サイコン(SGX-CA500)との組み合わせが必須かと思っていました。
が,クランクのセンサーは汎用の「ANT+通信」に対応しているので,GARMIN Edgeシリーズなどでも利用できるようです。
目玉である「ペダリング効率」の表示はできませんが,普通のパワー表示はできるようなので,最悪,手持ちのEdge(810J,705)で代用する手もありそうです。
この表示(ペダリング効率)は,専用サイコンでしか出せないそうです。
遠出して迷ったら,Edgeは道を教えてくれますが,Pioneerはペダリング効率しか教えてくれなさそうですし(^^;
これで,GARMINも無駄にならなくて済むなぁ・・・(ボソッ)
【販売方法】驚き! DURA-ACEクランクに装着済みセットも・・・!
「ペダリングモニター」の適応機種は,DURA-ACE,ULTEGRA,105の3種類のクランクですが,国内ではなぜか105(FC-5800)だけ,あらかじめクランクに装着した「セット販売」もされているようです(左クランクだけですが)。
しかし,海外のサイトを見てみると,ULTEGRAやDURA-ACEのクランクに装着済み(しかも,左右両センサ)のセット販売もチラホラ見かけます。
折しも,アベノミクスの失速のおかげか(?),徐々に円高に戻ってきていて,国内で購入するよりもかなりお安く入手できそうです。(米Competitive Cyclistでは,FC-9000セットが国内より3万円も安いです)
なんと,この状態(FC-9000とのセット)で販売されています。
でも,普通のママチャリ20台分くらいのお値段の「ペダリングモニター」を,海外通販で購入しておいて,後々,故障による修理や調整が必要になった際,ちょっと不安です(一応,パイオニアは海外購入でも対応するようですが・・・)。
どちらで買うか,悩ましいですなぁ・・・(あたかも,導入するのが前提のような。笑)
Competitive Clclistは格安♪と喜んでいましたが,日本への送料が狂ったように高いことを発見。
米国内は0円ですが,日本へは15000円もかかるとのことです(!)
・・・となると,敢えてリスクを冒して海外通販するメリットは薄そうですねぇ。
まとめ
以上のように,Amazonでポチって翌日には家に届き,30分後にはバイクへの装着が完了するような,普通のサイコンなんかとは,ちょっと違うようです。
今年の冬のトレーニングに向け,様々な方面,関係省庁,有識者,生産者団体などから情報収集し,来るべくパワーメーター生活に備えようと思っております。
これやってみたいなぁ・・・。たぶん,20%台とかなんでしょうけど(笑)
にしても,クランクが対応していないとはなぁ・・・。
つづく(?)
- 【2016.09.04追記】
- Competitive Clclistは格安♪と喜んでいましたが,日本への送料が狂ったように高いことを発見。
米国内は0円ですが,日本へは15000円もかかるとのことです(!)
・・・となると,敢えてリスクを冒して海外通販するメリットは薄そうですねぇ。
ちなみにですがパワーメーターの中国語訳は功率計(not 効率)ですね。
物理でいう仕事(work)が功で仕事率(power)が功率と。
先鋒 踏板効率監視感応器、いいですねw (昔のこち亀でこんなギャグがあったような気がしますが、台湾では本当にこの名前で売っているようです(一部漢字を日本風に変換))