595号を計測中。サイコンやライトなど付けっぱなしだから,少し太り気味(^^;)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
久しぶりに,「もっと早く買っておけばよかったなぁ」と思える計測器を購入しました。
ずっと前から欲しい,欲しいと思っていた,デジタルの「はかり」です。
吊り下げ式の「デジタルはかり」が欲しい!
自転車をやっていると,誰しも重さが気になると思います。
グラム単位で気になるようになると,(おいらみたいな?)バカ度が増してきますが,もっと普通に,「自分の自転車って何kgなんだろう?」とか「このクソ重いブレーキは何kgfなんだ?」などは気になるところではないでしょうか。
今まで,自転車の重量を測るには,古式ゆかしい方法で計測していました。
- 自転車を持ったまま体重計に乗る
- 自分だけで体重計に乗る
- 1から2を引き算する
また,つい先日もやりましたが,クソ重いブレーキレバーの「引き」を測るには,
- ブレーキレバーに紐を付けて,反対側にカゴをつなぐ
- レバーが動ききるまで,カゴに重り(文庫本推奨)を積んでいく
- 文庫本の重さを測る
といったやり方をしていました。
しかし,どちらの方法もそこそこ面倒くさくて,なかなかやる気が起きません・・・。
しかも,グラム単位で軽いパーツを導入したのに,計測が体重計(0.1kg単位)だと変化しないっていうのもどうかと。
そこで,以前,Noguさんから教えてもらった,簡易に重量を計測できる「デジタルはかり」を購入してみました。
デジタルはかり『Electric Luggage Scale』
Amazonで「デジタル はかり」と検索すると分かるのですが,世の中にはものすごい種類の「デジタルはかり」が溢れかえっています(ちとオーバー?)
世の中に,そんなに自転車計測バカがたくさんいるとは思えないのですが,他にはこんな需要があるようです。
- 飛行機に乗るときの荷物計量
- 宅配便の荷物軽量
- 釣った魚の計量
- 自転車の計量
飛行機旅行とはとんと縁が無いのですが,なんとなく,「釣った魚の重さ」を量ってニヤニヤしている人は,とても親近感が沸いてきます(^^)
そんな,自転車バカ,釣りバカ用にたくさん売られている「デジタルはかり」が,30分ほどいろいろ調べてみた結果,以下の機種にしてみました。
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
製品名 | Electronic Luggage Scale (WH-A09) |
製品名,これでいいのか不明・・・。 |
メーカー | WeiHeng | 社名かどうか不明・・・。 |
計測範囲 | 0~50kg | 自転車用には十分 |
計測目盛り | 10g | 〃 |
単位切替 | g / kg / lb / oz | |
サイズ | W80×D12×H2 cm | 「吊り輪」サイズです |
電源 | 単4×2本 | |
お値段 | 1100円(送料込み) | 今見たら820円だった・・・ |
パッケージと本体。どれが製品名で,どれが社名なんだろ・・・?
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
そう書かれると,不安になってくる(笑) 新品・・・。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
パッケージに書かれている製品名も社名も怪しいのですが(笑),Amazonでは
「ベルト式 吊り下げデジタルスケール☆電子はかり計量器【10g~50kg】」
という名前で販売されています。
正直言って,どれがいいんだかちっとも分からなかったのですが,心の金銭琴線に響いたのは,こんな点です。
- お安い(本体1100円 & 送料無料)
- 10g単位で計測できる(100g単位の機種も多い)
- ベルトで荷を釣るので自転車に傷をつけない(重要。金属フックの機種もある)
- 本体が頑丈そう(計測上限に達する前に本体が破損する機種もある)
- 見た目(いかにも「測るぜ!」というデザイン,笑)
まぁ,お値段も1000円なので,お試しということで(^^)
使用感・計測結果
使い方は猛烈に簡単。
スイッチを入れて荷物をぶら下げると,計測が始まります。
計測はすごく簡単。電源を入れたら,こういう風に吊るだけ(^^)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
荷物(や腕)が揺れて数値が安定するまでは数字がグルグル動きますが,ある程度安定すると,「ピー」という(デカイ)音がして数値がホールドされます。
まぁ,普通の体重計と全く同じです。
何らかのガワに入れて計測する際には,最初にガワだけ計測して,その分を差し引くこともできます。
荷物は,こういうベルトでぶら下げるので,傷をつけません。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
ボタンはこれだけ。電源ボタンと単位変更ボタンだけです。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
また,あんまりアテにはしていませんが「計測精度」については,タニタの体重計・キッチンスケールで比較してみました。
品目 | デジタルはかり | たぶん正しい重さ | 使用はかり | 誤差 |
---|---|---|---|---|
コーラ (500ml) |
580g | 550g | キッチンはかり | -5.5% |
ミシン | 8030g | 8.1kg | 体重計 | -0.9% |
595号 (山岳仕様) |
6910g | 7.0kg | 体重計 | -1.2% |
どうでしょう?
軽いものを計るときはアヤシイ(5.5%ってデカイですよね)ですが,ある程度の重量物を計る場合には,なかなかの精度ではないでしょうか?
そのほか,使ってみてのトータルな感想は以下の通りです。
気に入った点
- 気が向いたら,いつでもひょいっと測れる簡単さ
- ベルトなので対象物に傷をつけない
- 0gから測れて,最小単位も10gと必要十分
- 計測精度は十分ありそう(たぶん)
- 液晶画面がバックライト付き
イマイチな点
- 電源ON,ホールド時の電子音がデカイ(スピーカー穴をテープで塞ぎました)
- 電池カバーが固い(個体によっては緩すぎるらしい)
というわけで,総じて満足しており,家中の色んなものを無駄に計測しているところです。
ブレーキレバーの「引き」の重さ計測中。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
それにしても,この手の「ちょっとした計測器」はデジタル化のせいなのか,グローバル化のせいなのか分かりませんが,とても手ごろなお値段で買えるようになりましたね。
過去にも,デジタル空気圧計やデジタルノギスなんかもお安く購入しました。
特に,後者のデジタルノギスは作りも立派で,自転車作業に限らず,家庭内のいろんな場面で,おいら以外の子供たちもよく利用しています。
デジタルノギスは本当に便利です。一家に一本(?)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
話を「デジタルはかり」に戻すと,今まで,苦労して体重計やキッチンスケールで色んなものを測ってきましたが,ほんと,「もっと早く買えばよかったなぁ・・・」と思っています。
特に,「バカ重かったリアブレーキの引き」が,一体何kgfだったのか,タイムマシンで戻って計測したいくらいです。
来年のフルメンテ直前が今から楽しみです(^^)
おしまい。
- 【2016.7.28追記】
- 同梱の電池が液漏れしてしまいました(こちらの記事を参照)。同梱電池の品質がアヤシイので,購入したら,電池だけは信頼性の高い製品に取り換えたほうがよさそうです。
- 【2018.9.2追記】
- もう1個買おうかと思ったら、いつの間にか違う会社になっていました。中国系の格安商品にはよくあることですが、物は同じのようですので、リンクだけ修正しておきました。