快晴,暑いくらいのスバルラインを快調に走る次男坊。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
日曜日,スバルラインの試走にでかけてきました。
例年,富士ヒルクライム(FHC)の前に,24kmというバカみたいに長い上り坂を登る感覚を思い出すために必ずやっていて,今年は7回目の試走になります。
7回目にして,初の次男坊伴走,初の手ぶら荷物,初の500円カップラーメン,初のクルマダウンヒルと,初めて尽くしのスバルライン試走になりました。
スバルライン試走2016の仕様
今年は,次男坊と一緒に走ったことが一番のトピック。
成績(学業含む,笑)には無欲ですが,日本一の山を自転車で登るという達成感だけは感じてみたいとのこと。
また,留守番は嫌じゃ!と言うツマも行くことになり,今年の試走はこんな風になりました。
- おいらと次男坊が走る
- タイム差スタートではなく,親子で並走する
- ツマがクルマで先回りして5合目で待つ
- 下山用荷物はクルマで運ぶ
最初は,次男坊を先にスタートさせ,おいらは15分後くらいから全力,レースペースで追いかけることを考えました。
しかし,先日のヤビツタイムアタック(バスを避けて転倒)の先例もあり,まだまだ初心者で安全に登り切れないかもしれないと判断し,親子並走して登っていくことにしました。
試走としては役に立たないかもしれませんが,まずは,安全第一で登りましょう。
No Life, No Rideですから(^^)
また,ツマがクルマで5合目まで先行するので,寒い下山ダウンヒル用の防寒ウェアを背負わなくていいのが,とてもうれしい。7回目の試走で,初の手ぶらヒルクライムです(^^)
親子スバルライン試走の様子
序盤(スタート~2合目)
放っておくと,おいらはいつもの「序盤飛ばし過ぎて終盤にヘタル」というペースで走ってしまいそうなので,この日は基本的に次男坊が先頭を走ることに。
序盤は軽快に走っていました。天気も景色もいいし,素晴らしいサイクリング(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
次男坊は坂を上るのは好きですが,文系部活ということもあって,長距離のスタミナが心配(後で的中します)。
なるべく序盤を抑えながら走ったおかげか,2号目あたりまでは比較的軽快に,楽しく話しながら登っていました。
中盤(2合目~大沢駐車場)
3合目を過ぎ,未経験の長距離ヒルクライムゾーン(彼の最長はヤビツの12km)に入ってくると,脚の疲労やケツの痛みなどを訴えるようになってきます。
げっ,まだ半分!? 意識が遠のきかける次男坊。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
後ろから声や水をかけ,緩斜面で先頭を入れ替わって風よけになり,重心移動やダンシングの仕方をアドバイスしてなんとかしのぎます。
しかし,大沢駐車場の1kmくらい手前で,いよいよ疲労困憊がひどくなってきたので,背中を手で押してアシスト。
大沢駐車場手前で,父に押してもらう次男坊。展望台から, 200mm望遠でツマが盗撮(笑)
Nikon D600 + Nikkor 70-200mm F4 VR
なんとか大沢駐車場が見えてきたところで,「腹が減ったので休みたい」ということで,おいらのスバルライン史上,初の途中休憩です。
大沢駐車場には売店があって,各種食料がかなり高額で売られている(しょうがないですけどね)のですが,その中でも超高級品である500円カップヌードルを食べることに(笑)
本番・試走を通して,初の途中休憩です。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
さすがにおいらは食べませんでしたが,寒~い大沢駐車場食べる,ホカホカのカップヌードルはおいしそうでした。
いいなぁ・・・(笑)
終盤(大沢駐車場~極楽浄土~5合目)
500円カップヌードルでパワー復活した次男坊は,根性で4合目付近の激坂を登り切り,待ちに待った,緩斜面区間(通称,極楽浄土)に入ります。
極楽浄土手前の,最後の激坂を泣きながら登る次男坊。耐えろ~,前を向け~
Nikon D600 + Nikkor 70-200mm F4 VR
ここからゴール手前500mくらいまでは,勾配1~3%程度しかないのでほぼ平地に見え,空気も薄いせいか,レース本番では40km/h前後で走り抜けます。
この日は,おいらが先頭になり,次男坊はピッタリ後をくっついて,35km/hくらいで走ることができました。
極楽浄土区間に突入する次男坊。この後,親子列車が編成されます。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
そして,ゴール直前の急坂。
ここまで,次男坊に合わせてずっとパワーセーブしていたおいらは体力が有り余っていますから,次男坊に断ったうえで,オールダンシングで最後の坂を一気に駆け上がります。
ゴール付近で見ていた数人から「おぉ,速ぇ~」との声が聞こえましたが,ごめんなさい,ここまでずっとサボっていただけです(笑)
やっとこ,さっとこ,ゴール!(^^)
おいらから遅れること3分ほどで,次男坊も無事にゴール!
あまり気にしてなかったのでタイムを見るのを忘れていましたが,家に帰って確認してみると,1時間58分。
ちなみに,カップヌードル休憩は含まれていません(^^)
1時間58分。よく頑張りました(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
疲労もさることながら,大勢のヒルクライマー(数十人?)がゴールである5合目にいることに驚いていましたが,安心しなさい,あんたもその一人,立派な富士ヒルクライマーだよ(^^)
5合目には何十台ものロードバイクが停めてありました。
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
24kmの登り坂。よく頑張ったよ(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
快適なクルマダウンヒル!
離陸した飛行機が着陸しなければならないように,山を登った後には下らなければなりません。
おいらは,努力もなく下るだけで自転車に乗っている感がほぼゼロなのが嫌いですし,なによりクソ寒いのが大嫌いです。
次男坊は,2合目あたりまでは,反対車線を颯爽と下る自転車を見て「下りもやりたい」と言っていましたが,5合目の寒さを肌で感じ,「絶対にやらない」と親子で意見が一致(^^)
今回は,ツマがクルマで5合目まで来てくれていますから,バイクを車載してしまえば,家族3人でクルマで下ることができます。
本番レース6回,試走7回目にして,初めて「ダウンヒルをやらないで済む」という素晴らしい体験ができました!
クルマ万歳!(^^)
5合目で車載完了!(^^) これで,苦手なダウンヒルをしないで済む~
クルマのダウンヒルも苦手ですが・・・(笑
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
まとめ
7回目のスバルライン試走は,こんな風に無事終わることができました。
正直言って,「レースのための試走」としては全く役に立たない,超のんびりとしたサイクリング(ポタリング?)でした。
真のヒルクライマーだけに与えられる(そんなことはない),富士山メロンパン。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
それでも,初めて富士山を,周囲の景色をゆっくり見ながら登ることができました。
初めて,手ぶらで登る爽快感を味わえました。
初めて,ゆっくり上る人(自分も速くないけど,笑)がものすごく苦労して登っていることを知りました。
初めて,人間は500円カップヌードルで体力復活することを知りました。
そして,過去7回で,最高に楽しい試走になりました。
真に強いものだけに与えられる(そんなことはない)富士山ソフトクリーム。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
レースのタイム? も~,どうでもいいや(笑)
おしまい(^^)
編集の都合上(?)ほとんど出番のなかった父。本番は大丈夫なんでしょうか・・・?
にしても,富士ヒル参加賞の青いアームカバーがダサい(笑)
Nikon D600 + Nikkor 70-200mm F4 VR
富士ヒル機会のがし未参加。お陰さまで雰囲気伝わりました。ダウンヒルお嫌いなのですね。車での下山。イイ方法ですね。他に気にかかったのは、富士ヒル参加賞は青いアームカバー?良いなぁ✨私。青いアームカバー捜してたのに…カラーコーデが楽しいので、不要になったらお譲りくださいませ…(笑)