非常に危険な本です。
4編からなる短編集。会社で飲み会があった日,帰りの電車で気軽に読み始めてしまいました。
最初の「まゆみのマーチ」を読んだだけなのですが,もうダメ。かーっと目頭が熱くなり,酔っぱらってるのか熱くなっているのか分からないアヤシイサラリーマンになってしまった。
小説一覧
非常に危険な本です。
4編からなる短編集。会社で飲み会があった日,帰りの電車で気軽に読み始めてしまいました。
最初の「まゆみのマーチ」を読んだだけなのですが,もうダメ。かーっと目頭が熱くなり,酔っぱらってるのか熱くなっているのか分からないアヤシイサラリーマンになってしまった。
1冊の本を,5年もかけて,ようやく読み切ることができました。
2001年に直木賞を受賞した,重松清の『ビタミンF』。僕が買った,初めての重松おじさんの本です。
しかし,当時,僕はまだ30を過ぎたばかりでチビ達は2才(ユウキチ)と0才(カズボン)。『ビタミンF』を読むには,ほんの少しだけ若すぎました。
長い。
長すぎる。
上下巻で1,500ページ。しかし,実際には上下2段組になっているので,実質3,000ページ分ほどあるのではないかと思われます。
その長さは,『こち亀』や『ゴルゴ13』の全巻制覇に匹敵するのでは?という長さですが,そこに書かれている物語の重さは,何倍もありました・・・。
あまりに暗く,重くて,夜寝る時にも「はぁ・・・。なんとからんかね?」と思いながら寝る日々でした。
長い,とても長い・・・。
年末に買ってあった『模倣犯』を読み始めました。買った時,本屋さんには第1巻~第3巻の3巻が平積みになっていました。
てっきり3巻構成なのかと思っていたのですが,今日,別の本屋さんに立ち寄ったら,なんと第4巻,5巻も一緒に平積み。
「なぬぅ~ 5巻構成だったのかぁ~!」
おいらの10月は「宮部みゆき強化月間」。
もともと,宮部みゆきの小説は大好きで,昔からたくさん読んでいました。しかし,ここ数年,村上春樹や江國香織なんかにうつつを抜かしている間に,宮部みゆき様は,せっせと大作を書き上げておられたのでありました。
思い立って図書館で借りた『理由』からスタートして,8冊ほどぶっ続けで読みました。久しぶりに読む宮部みゆきの小説は,どれも面白く(except ICO),面白いだけではない切なさが盛り込まれたりして,1ヶ月間,楽しむことができました。