ここのところ,宮部みゆきの小説を連続堪能中。
先週は,『蒲生邸事件』『理由』の2冊。そして,今週からは『ブレイブ・ストーリー』の上巻に突入です。
おいらにとっての宮部みゆきは,村上春樹と並んで大好きな作家であります。学生の頃は,『魔術はささやく』『龍は眠る』『レベル7』,そして『火車』なんかを読みふけっていました。
小説一覧
ここのところ,宮部みゆきの小説を連続堪能中。
先週は,『蒲生邸事件』『理由』の2冊。そして,今週からは『ブレイブ・ストーリー』の上巻に突入です。
おいらにとっての宮部みゆきは,村上春樹と並んで大好きな作家であります。学生の頃は,『魔術はささやく』『龍は眠る』『レベル7』,そして『火車』なんかを読みふけっていました。
「人はなぜ自殺をしてはいけないのか?」
重かった。とても重い小説でした。ストーリーは色々あるんだけど,とにかくすべてが向かう先は,「自殺とは?」「生きることとは?」に向かいます。
ちょっと前,『なぜ人を殺してはいけないのか?』という本が話題になりましたが,それをもう一歩進めたような感じです(書かれたのは同じ頃)。
また,重松清を読んでしまいました。
今回は,図書館で借りてきた『幼な子われらに生まれ』です。
バツイチ同士の夫婦。その夫婦の間には,妻が連れてきた小学生と幼稚園の二人の女の子がいる。主人公である父は,熱烈な恋愛で一緒になったわけではないのだが,この小さな,つぎはぎのような家庭を一生懸命守ろうとする。
しかし,小学生の姉は血のつながらない父を認めようとしない。そんな中,妻が3番目の子どもを宿したところから物語は始まります。
数日前,「家にたまった未読本を読むぞ~」と宣言したばかりですが,さっそく破っています。
書棚の奥から出土した重松清の『流星ワゴン』を読んだら,すっかりハマってしまい,図書館に行って『エイジ』『ナイフ』『幼な子われらに生まれ』を借りてきてしまいました。おかげで,積み上がった未読本が減る気配はいっこうにない(同じく重松清の『明日があるさ』に至っては例の本屋さんで買ってしまったことはナイショ)。
で,『エイジ』。とても,とても面白かった! 月曜に読み始めて水曜に完了。あっという間に読み切ってしまいました。とにかく話のテンポが良かったし,男の子を持つ(しかも2匹・・・)の父親としては,面白くてしょうがなかった。
38歳・秋
「死んじゃってもいいかなあ、もう・・・」
その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして・・・
冒頭から,すっかり重松ワールドにハマってしまいました。
主人公は38歳の永田一雄。会社はリストラ(嫌な言葉だ)され,妻はテレクラ,息子は登校拒否に家庭内暴力。家庭は崩壊し,絶縁状態だった父親も余命短く,生きる目的を失った主人公が駅のベンチで,つぶやいたのが冒頭の台詞。
でも,そんな永田にも幸せな時があった。しかも,ほんの数年前まで・・・