う~む,どう見ても,フレンチバルブ専用の形状にしか見えない・・・
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
先日のNOTUBES大瓶購入!の記事の最後で触れていた,「NOTUBESの簡単な事前注入方法」について,満を持して(?)ご紹介です。
今まで,小ボトルでタイヤに入れようとしてこぼし,何度ツマに怒られたことやら。
笑っちゃうくらい簡単な解決策ですが,効果は抜群,もう,二度とツマに怒られることはないでしょう(^^)
後編はこんなお話です(^^)
- NOTUBES大ボトルから,タイヤへの事前注入方法のお話
- 小ボトルに移し替えるのは面倒な割にはリスクが高い
- 純正のインジェクターは評判がよくない
- ダイソーの100円注射器が最高!
今まではどうやっていたの?
今まで,何度もNOTUBESの事前注入はやっていますが,すべて,小ボトルから直接注入していました。
具体的には,こんな手順です。
- バルブコアを外す(外せないタイプは,素通しのエクステンダーを装着)
- ボトルの先端をバルブに押し付ける
- ボトルを握って注入する
- 随時,キッチンスケールで重量を測り,目標の30mlになるまで注入継続
ボトルの先端をバルブにあてて注入するのですが,ボトルの先端はバルブの形状に合わせて作られてはいないので,ちょっと手元が狂うと横にずれてしまい,大量のNOTUBESが床にこぼれることになります・・・。
こんな風に,ボトルから直接タイヤに入れていました(事後注入の写真ですが・・・涙)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
しかも,ボトルは60mlなのに必要量は30mlなので,随時,キッチンスケールで測ってやる必要があり,何度も注入と計測を繰り返すうちに,失敗してこぼしてしまうというミスはたくさんやってしまいました(涙)
ボトルの先端がバルブ形状に合っていて,ボトルが透明で計測目盛りが付いていればいいのになぁ・・・。
そんな,まるでNOTUBES専用のような便利アイテムなんて・・・あったんです!!
大ボトル購入で,注入方法を考えなおしました!
前回紹介した通り,NOTUBES大ボトルの購入によって,とりあえず,「量」の問題は解決しました。
小ボトルの時は「入れにくいなぁ」で済みましたが,大ボトルから直接タイヤに注入することは不可能ですから,NOTUBESの事前注入の方法について,本気で考えなければならなくなりました。
さすがに,この形状では,タイヤへ直接注入するのは無理です・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
大ボトルからタイヤ(チューブ)への注入方法で思いついたのは,以下の3つの方法。
- NOTUBESの小さい空きボトル(60cc)に移し替えて注入
- NOTUBESの純正インジェクターを使って注入
- ダイソー&STAN社共同開発(うそ)の注射器を使って注入
それぞれの案について検証してみましょう。
【案1】空ボトル(小)に移し替えて注入 → 不採用
従来通りの方法で,単純かつ低コスト(というか0円)。
幸い(?)我が家には大量のNOTUBES空きボトルが転がっているので,そのうちの一つに巨大ボトルから注いでやって,あとは,いつもと同じように小ボトルで注入する方法です。
しかし,すでに説明した通り,今までも小ボトルでの注入でたくさんの漏えい事故を起こしていますし,さらに,大ボトル→小ボトルに注ぐ時にもこぼして,ヒヤリハットネタになりそうな,イヤな予感がやる前から本能的に沸き起こりますので,この案は不採用です。
失敗すると,こういうことになります・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
STAN社の純正インジェクターで注入 → 不採用
当初はこれが確実のように思えたのですが,もともと,NOTUBESはMTB用チューブレスタイヤのシーラント剤なので,米式バルブがメインにできている模様。
一応は,仏式にも対応!となっているのですが,アマゾンのレビュー情報などでは,仏式バルブではうまくいかないことのが多いということで,この案も不採用です。
実は,大ボトルと一緒に楽天で発注してしまっていたのですが,品切れ&入荷未定でキャンセルになっていました。かえって,ラッキー?(^^)
STAN社純正のインジェクター。一応は,仏式にも使えるようなのですが,評判はあまりよろしくないようです・・・。
ダイソーの注射器で注入 → 採用!!
困ったときに頼りになる100円均一ショップ,ダイソー。
たまたま出かけたダイソーで見かけた注射器が,ちょうど良さそうなサイズとお値段(100円♪)だったので,購入してみました。
最初は,「注射針で注入」と思っていたのですが,ダイソーの注射器は針を外した状態でパッケージされていて,シリンダーの先端を見ると,なんだか,バルブの口径にぴったり合いそうだったのです。
ダイソー&STAN社共同開発(うそ)の,注射器。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
注射針を外したシリンダーの先端は,バルブにぴったりでは!?
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
半信半疑なところもありましたが,家に持ち帰って,さっそくバルブにあてがってみると,予想以上にジャストフィット!!
注射器の液体が通る穴はバルブより小さいし,バルブ外径と注射器内径がほぼ同一なのです(!)
なので,注射器をバルブにあてがって,ねじ込んでいくと本当にぴったりはまり,逆さまにしても落ちないという,ジャストフィットぶり。
こうなって・・・
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
こうなります。ものすごいジャストフィットぶり!!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
実際に注入してみても,まったく漏れることなく,スイスイと入っていきます。
また,注射器ですから側面に目盛りも付いていて,正確に必要な容量を測ることもできて,これもまた便利至極です。
目盛があるので,容量を簡単に確認できます(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
後は,ピストンを押すだけです(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
「ダイソーとSTAN社の共同開発なのでは?」と思えてしまうほどの逸品ですが,ダイソーでの売り場は化粧品や旅行用品コーナーなのでお間違え無く(^^)
正式名称は,「化粧品用スポイド20mL」(化粧品S-詰替容器 No.403)です。
今までの大変さがなんだったんだ?というくらい簡単に注入できるようになるのですが,強いていえば,こんなコツがあります。
- 大ボトルから注射器に入れるときは,先端を指で押さえましょう(こぼれちゃいます)
- 注入時は,4時(or 20時)くらいの角度がちょうどいいです
- 注入し終わった後,ピストンを何度か出し入れする(バルブ内に残った液をこぼさない)
こんなところでしょうか。
注入時にこぼしてしまうリスクはほぼゼロになりましたが,唯一,危ないのは大ボトルから注射器に入れるとき。
注射器の先端を指で押さえておかないと,どんどん流出してしまうので気を付けましょう(^^)
以上の手順やコツをまとめた動画も作ってみました(最初からコレ出せよ。笑)
どうでしょう? とってもスムーズでしょう?
世界一,ポカ率の高いおいらが一滴もこぼさないで,ノーミスで注入できるのですから,おそらく,世界一簡単な注入法なのではないか?と思われます(笑)
そもそも,ボトルの先端がダイソー注射器と同じ形状になっていれば,もっと楽なんです。
STAN社には,ぜひ,大ボトルの注ぎ口に装着できるアダプタを開発してほしいなぁ・・・。
単独で無理なのであれば,我らのダイソーと共同開発で!
夢が実現するまでは,ダイソーの化粧品用注射器で頑張りましょう。
おしまい(^^)
入れ終わった後はこんな感じなので,水洗いしておきましょう(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【補足】なんと,ここまでジャストサイズだったとは・・・!
上で紹介した動画では,大ボトル→注射器への移し替え時に,こぼしてしまいそうな危なっかさがありました。
しかし,ハルハルさんからの情報によると,大ボトルの内径と注射器の外径がピッタリであり,注射器をそのままボトルに入れられるとのこと。
お? 大ボトルの内径と,注射器の外径がほぼ同じっぽい。ひょっとして,そのまま入れられる・・・?
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
おぉ~,とてつもない,ピッタリ感! 絶対に,ダイソーはSTAN社と共同開発したに違いありません(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
そのまま,薬剤を吸引できます! もう,びっくりぽんです。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
試してみたところ,まさに,超ジャストサイズ(かなりキツイです)で,注射器がボトル内部に押し込めることができ,ピストンを引っ張ると薬剤を吸引できることが分かりました!
ハルハルさん,ありがとうございます~
- 【2016.4.14 追記】
- ハルハルさん情報に基づき,大ボトルに直接注射器を差し込んでみたら,やっぱり,ぴったりサイズでしたので写真を追加しました。情報,ありがとうございました~(^^)
実はその注射器の外径と、大ボトルのキャップを外した内径も丁度ぴったりなんですよ。
私は注射器を中に突っ込んでボトルを傾けて、直接吸い上げてますw