老朽タイヤを支えるNoTubesさん達。
Panasonic LUMIX GM1 + G VARIO 12-32mm F3.5-5.6
先日の,2014初ヤビツアタック記事の最後で少し触れましたが,この日の帰り道に,連続無パンク記録が途絶えてしまう一歩手前のインシデントに遭遇しました。
いやぁ,危なかった~。
やっぱり,転ばぬ先のシーラント剤です(^^
長いけど,要するにこんなお話です(^^)
- 長年酷使していた軽量タイヤ,Recordでヤビツ・宮ヶ瀬周遊(約100km)
- 幹線道路でエア漏れが発生
- その直後,あらかじめ入れてあったNoTubesによって,勝手にエア漏れ停止
- 修理時間0秒で,パンク修理完了!
何があったの!?
先日のヤビツアタックでは,峠を登るだけではもったいないので,ちょっと欲を出して,裏ヤビツを下って宮ヶ瀬湖を回ってから帰ることにしました。
我が家からヤビツ峠に海沿いのR134を使って直行すればちょうど30kmですが,宮ヶ瀬などを回れば50kmほど。
ほとんどが下りなのでたいして体力も消耗しないし,たまにはロングも走ってみたくなったので試してみました。
が!
裏ヤビツは2月の大雪がまだ残っていて路面がずぶ濡れだったり,砂利がばら撒かれていたりで,路面状況はあんまりよろしくない状況。
ただ,車の通行はほとんどないので,ヤバい区間は担いで歩いたりして,ひ弱な決戦タイヤであるVELOFLEX Record Tubularをかばいながら下っていきました。
こんなところを,超軽量の決戦タイヤ(しかも使用3年)で走っちゃダメですよね・・・。
SONY DSC-TX10
山を下りきったところでR129に出て家路を急いだのですが,ここは逆に大型トラックがガンガン走る幹線道路。
道の左端には砂利がかなりの量堆積しているのですが,通行量が多すぎてなかなか避けるのが難しい状況。
「まずいなぁ,横道入るか・・・」と思っていた矢先,前輪から「プシュッ!」という,缶ビールを開けた時のような音が聞こえてきました。
続いて,定期的に地面付近から,「シュッ,シュッ,シュッ」という空気を吐き出す音が・・・。
まじかいな~,またパンクかよ~ん?
シーラントNoTubesさまのおかげで未遂事故で回避!
運よく(よくないけど)すぐ横に東名厚木ICの駐車エリアがあったので,そこに入り込んで,前輪の様子を確認します。
すると,バルブ位置のちょうど180度反対側のトレッド面に,小さな石がめり込んでいて,そこからエアーが緩く漏れている状況を発見。
家に帰ってから撮った写真。小さくな裂け目が見えます。
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8
エアーは10気圧入っていますから,本来なら「ズバーン!」とパンクしても良さそうなものですが,運よく(よくないけど)スローにエア漏れしているだけでとどまっていました。
直ちにエアを抜き去って,車載してあるシーラント剤(NoTubes)を注入しようかと思ったのですが,去年の5月に,NoTubesを注入していたことを思い出しました。
おそらく,ほぼ1年経過でNoTubesもゲル状になってしまっていて,簡単には流れてくれないのではないかと思います。
そこで,エア抜け箇所が下になるようにして,2分ほど放置して残留NoTubesがエア漏れ箇所に流れていくようにしてみました(もちろん,小石は除去してから)。
すると,驚いたことに,2分後にはエアー漏れが完全に止まりました!!
手を汚さず,ポンプも使わず,ただ待っているだけで修理完了し,そこから30kmほど走って無事に家に到着です。
素晴らしすぎます,NoTubes。いや,呼び捨てなんておこがましい,NoTubesさま! NoTubeどの!
NoTubesさまの素晴らしさ
もともとRecord Tubularは極薄・超軽量の決戦タイヤですから,砂利が浮き出た道を合計100km近くも走るなんて無謀もいいところ。
おまけに,今回エア漏れを起こした前輪は,3年前に三姉妹パパさんにお安く譲ってもらっていらい,一度も交換していないという骨董品のようなタイヤでした。
こんな状況ですから,パンクしないほうが不思議なくらいだったのですが,NoTubesさまのおかげで,ちょっとしたエア漏れインシデントで解決することができました。
振り返ってみると,NoTubesさまに救われたのは,今回以外にも2回ありました。
- 【1回目】ヤビツの帰り道で後輪パンク(紹介記事)
- スリップでフラット部分ができていたリアタイヤをケチく使い続けた結果,今回と同じように砂利を踏んでパンクしてしまいました。エクステンダーの不備もあって注入に苦労しましたが,NoTubesさまを入れるだけで無事に家に辿り着くことができました。
- 【2回目】富士スバルライン試走後の下りで後輪パンク(紹介記事)
- 交換したばかりのリアタイヤでしたが,五合目まで上り切り,下り始めた途端にパンク。わずか25kmで15000円のタイヤがパンクしたのは歴史的大損失でしたが,このときもNoTubesを注入して5分ほどで修理完了でした。
過去2回のパンクも,NoTubesさんのおかげで復活!
SONY DSC-TX10
そして,今回のエア漏れ事件で合計3回。
でも,ひょっとすると,おいらが気が付かないだけで,「穴が開いてエアーが漏れ始めたけど即時に修復」というパターンは無数にあるのかもしれません。
山岳決戦タイヤであるRecord Tubularを使い始めるときは,事前にシーラント剤を入れておくかどうかですごく悩んだものでした(重量増加になるから)。
でも,今回のことではっきりしました。
おいらは,もう,NoTubesさん無しでは生きていけない,ということです(笑)
クリンチャーやチューブレスでは10000km以上パンクしていませんが,やっぱり,超軽量のチューブラーではシーラント剤が頼みの綱です。
これからも,よろしくお願いします > NoTubesさん
おしまい。
【おまけ】
今回のエア漏れ事件を起こしたRecord Tubularはさすがに寿命と判断して(そりゃそうだろうよ),新しいタイヤを発注しました。
Recordも194gと軽いですが,新しいタイヤはも~っと軽いです!(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
が,昨今の緊迫財政もあり,とても1本15,000円もする国宝級タイヤは難しいので,かなりお安いタイヤにしてみました。
こちらのお披露目はGWごろかな・・・? 乞うご期待!(自分も)
>けいたさん
そうですね,膝や脚の内部にできたガングリオンは,手術するのがいいのか悪いのか,なんともいえないですね。
おいらの場合,手術前のお話で「全部除去できればいいけど,血管や神経に邪魔されて,全部除去できない可能性も高い。その場合,ほぼ100%再発します」と説明されました。
で,結局,全部は除去できず,1年以内に(より大きくなって)再発しました。
手術自体は完全に無駄でしたが,ガングリオンという仕組みがわかり,痛みの原因が知れただけ,精神的には良かったです。
でも,手術後半年はろくに歩けなかったし,お金もかかったし,やっぱりなんとも言えないですね・・・。