ZWIFT始めました! (5.GT-Roller FLEX3編)

この独特なフロントフォーク支持柱。内部のエラストマーで程よい揺れを作り出します(^^)

この独特なフロントフォーク支持柱。内部のエラストマーで程よい揺れを作り出します(^^)

SONY α7II + FE 28-70mm F3.5-5.6

ZWIFTを始めましたシリーズ」4回目の今回は、いよいよ、Shiro家3台目のローラー台、GROWTAC社の「GT-Roller FLEX3」の紹介です。

すでに我が家にある、固定(ELITEなんとか)、3本(ELITE Arion)のローラー台と比べてどうなのか、そこを中心に紹介していきましょう。

気に入っている点

  • どんなに漕いでも脱輪・転倒しない安心感
  • フレーム非固定なので優しい(^^)
  • 程よい揺れが飽きさせない
  • とても静か
  • 細身でコンパクト。普段はバイクスタンドにできる

イマイチな点

  • 負荷調節レバーが遠い
  • お値段が今一歩


なぜGT-Roller FLEX3なのか?

前回記事でも書きましたが、今回、GT-Roller FLEX3を選んだ理由は、重視した順番に以下の4点。

  1. 脱落の危険なし
    基本は固定ローラーなので、どんなにもがいても脱落する危険がない
  2. フレームに優しい
    完全な固定ではないので、フレームに優しい
  3. 実走感が高い
    完全な固定ではないので、フワフワ実走感が高い
  4. 静音
    一応、受験生がいるので静かにしておいた方が良いです

Amazonで発注した翌日(!)にウルトラ厳重な梱包で我が家に無事届いたFLEX3。

以下、使い勝手を紹介していきましょう。

なんだか、すごい注意書きとともに送られてきました。そんなに壊れやすいようには見えませんが・・・。

なんだか、すごい注意書きとともに送られてきました。そんなに壊れやすいようには見えませんが・・・。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

GT-Roller FLEX3の使い勝手

実は、まだGT-Roller FLEX3はそんなに使用できていません。

藤沢の実家(の子供部屋)に設置したため、単身赴任先から帰る週末にしか乗ることができないのです。

また、残念ながら天気がいい日は屋外を走らざるを得ず、GT-Roller FLEX3とZWIFTはお預けになってしまいます(本末転倒?)

なので、購入1ヵ月にはなるのですが、まだ数回しか乗れていない、という点を考慮しながら読み進んでいただけると幸いです。

フラフラするけど脱落の心配なし!

初めてFLEX3に乗ろうとすると、左右(前後にも多少)にかなり傾くため、倒れてしまわないか心配になります。

しかし、支持用の足をしっかり広げていれば、ちょっとやそっとでは倒れることがないので、安心して荷重して大丈夫です。

また、リアのローラーはすごく小さいので左右に落ちてしまわないかも心配になりますが、実際に乗ってみると、左右のブレは少ないです。

床に超柔らかいゴムを挟んでしまったので、ローラー自体も左右にぶれてしまっていますが、脱輪することなく無事に回ってくれています。

一応、ローラーの外側には脱輪防止のガイド(ベアリング)が付いていますが、今まで、接触したことはありません。

まずお世話にはならないと思いますが、脱輪防止用のガイドが付いています。

まずお世話にはならないと思いますが、脱輪防止用のガイドが付いています。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

こうやって大負荷(というほどじゃないけど)でブン回しても、フレームは自由に動けますから、フレームのリアエンドに無理な力がかかることはありません。

こんなことになる心配はありません(^^)

気を付けよう,カーボンエンドで固定ローラー台(字余り)

LGS RHC mark III号を復活させた記事の中で触れていたのですが,595号のリアエンドが少しまずい状況になっています。

上の写真を見ただけではわかりにくいとは思いますが,ホイールの着脱がとても面倒なことに・・・(T_T)

実走感がかなりいい!(^^)

そもそも「実走感」がなにを指すのか難しいような気がしますが、固定ローラーは前後左右に固定ですから、あまりにも実走行とかけ離れていますよね。

逆ん、3本ローラーは極端に不安定で、「実走行ってこんなに難しかったっけ?」という感じもします。(※3本ローラーの不自然さの原因は、GROWTAC社のこのページ(PDF)がとても分かりやすい)

一方、GT-Roller FLEX3はグラグラ、フワフワしますが、3本ローラーほど不安定ではなく、より実走行に近い感触です。

不安定度合いを順に並べると、

3本ローラー >> 実走行 ≒ FLEX3 > 固定ローラー

といった感じです。

まぁ、実走行に近いからと言って何のメリットがあるのか、どうせ実走行とは違うんだし、という気もしないではないですが、適度なグラグラ・フワフワ感が、単調なローラー練習に変化をもたらしてくれます。

も~烈に静音!

とにかく、猛烈に静かです(日本語変?)。

我が家のELITEの固定ローラー(Super Crono Fluid ElastGel Digital Trainer)もかなり静かですが、さらにさらに静かで、全く問題なくTVを見ることができます。

ここまで静かだと、ローラーよりもチェーンやギアなどの駆動音、スポークの風切り音の方が気になってきます。

最初は、念のためにゴムマットを挿入していたのですが、今ではフローリングに直置きにしていますが、全然問題なしです。

ローラーもフライホイールも、回転させても全くぶれません。

ローラーもフライホイールも、回転させても全くぶれません。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

ここまで静かな理由は、おそらく、ローラーの真円度がとても高いのでは無いかと思います。

手で空転させて見てみると、まったく変動が見られず、回っているのかどうかが分からなくなるくらい、偏芯や凹凸が見られません。

材質というより、この精度の高さが静音の理由ではないかと思っています。

その他

その他、気が付いたところとしては、こんな点があります。

  • ダンシングでガンガン漕いでも問題ないので、HIITに便利
  • 負荷装置の調整幅が猛烈に広く、最高に重くすると貧脚では漕げないくらい重い

注意すべき点

少し乗っただけで超お気に入りになったGT-Roller FLEX3ですが、若干の注意点もあります。

ホイールベース調整は丁寧に

3本ローラーと同じように、リアは2本のローラーで回っています。

リアタイヤは、2本のローラーのちょうど真ん中に車軸が来るようにしてやる必要があります。

このために、GT-Roller FLEX3全体の長さを、バイクのホイールベースに合わせて調節します。

ホイールベース長さに合わせて調節し、2つのローラーのセンターに来るようにします。

ホイールベース長さに合わせて調節し、2つのローラーのセンターに来るようにします。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

2台、3台のバイクで共用する際には、その都度、長さ調節が発生しますので、面倒な人は、GT-Roller FLEX3自体をたくさん買い増ししましょう(笑)

実際には、FLEX3の長さ調節部に、目印をマジックか何かで書いておけばよいかと思います(^^)

フロント用クイックレバーは別途用意した方が吉

GT-Roller FLEX3にバイクを載せる際には、フロントホイールを外して、クイックレバーを外し、GT-Roller FLEX3にクイックを移し替えてから固定します。

やってみると結構面倒(クイックレバーを抜いて、さして)なので、クイックレバーをGT-Roller FLEX3専用に1本買っておいた方がいいと思います。

こうやって1本、専用に取り付けておくと装着が格段に楽になります。

こうやって1本、専用に取り付けておくと装着が格段に楽になります。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

GROWTAC社でおススメしている、シマノ純正のクイックレバーを買っておきました。

随所に粗削り(?)なところもあり

造りの良さが褒められることが多いGT-Roller FLEX3(というかGROWTAC社全般)ですが、実際に使ってみると、大手メーカー製品に比べて粗削りな部分も見られます。

例えば、負荷調節レバーですが、一目見て、なんとも後から無理やり付けたような心細さがあります。

いかにも忘れていて、あとから付け足したようなレバー。

いかにも忘れていて、あとから付け足したようなレバー。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

実際に使ってみると、走りながらかなり手を下に伸ばさないと届きませんし、レバーのクリック感が少ないので、過大に動かしてしまうこともしばしば。

他社製品のように、ハンドルバーに固定できるツマミ形式の方が普通に使えて便利だと思います。

また、多くの構成パーツでは「面取り加工」がされていて、切り傷を防止しています。

が、すべてのパーツに施されているわけではなく、負荷装置周辺などは金属板がむき出しですので、手足が接触しないように気をけないといけないな、と思っています。

こういう部分(負荷調節部)に手足を着くと、たぶん、ケガします。

こういう部分(負荷調節部)に手足を着くと、たぶん、ケガします。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

というわけで、大量生産されている他社の製品にくらべると、多少、ワンオフ的な作りの粗い部分も見られたりします。

とりあえず、まとめ

冒頭に書いた通り、まだ数回しか使ってなく、距離にして150kmくらいしか走っていませんが、満足度は非常に高いローラー台です

実走感が高く、それでいて大パワーで走りながらも脱輪や転倒の恐れが無いのは、高強度の練習ではとても心強いです。

また、上には書けませんでしたが、収納時は非常~~にコンパクトにたためるのも美点の一つかと思います。

畳むとこんなに小さい!!(上はEliteの3本)。 普段はバイクスタンド代わりです。

畳むとこんなに小さい!!(上はEliteの3本)。 普段はバイクスタンド代わりです。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

来年には、パソコン(ZWIFT等)からの指令で負荷が自動変動する、インタラクティブ化のオプションセットが販売されることが発表されており、そうなると、ますます楽しさが増しそうです。

お値段は発表されていませんが、いくらであろうと、必ず買うと思います(笑)

この冬、もっともっと乗り込んでみてから、また年明けにでもレビューしてみたいと思います。

おしまい(^^)

せっかく静音タイプにしたのに、受験生本人が乗ってどうする・・・(!)

せっかく静音タイプにしたのに、受験生本人が乗ってどうする・・・(!)

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
 
記事下用336×280
記事下用336×280
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

パーツ紹介記事(一覧比較)

おかいもの情報



噂通りの、素晴らしいローラー台です(^^)

コメント

  1. 名前:Shiro 投稿日:2017/11/30(木) 22:40:51 ID:ef2e230c8 返信

    そうなんですよ、FLEX3、いつの間にか受験生の気分転換に活用されているようです。
    また、寝れない時も、回すと付かれてよく寝られるそうです(^^)

    フロントの微妙な揺れ具合は、本当によく調整されているなあ、と思います。
    エラストマーを入れ替えると強度も替えられるようです。

    • 名前:yoshimotoya120 投稿日:2017/12/11(月) 20:59:15 ID:79bcbb389 返信

      受験がうまくいった際にはローラーで気分転換できたおかげということで導入効果をアピールできそうですね(^ ^;)

      でもフロントの揺れ具合も調節できるんですね。なかなか良さそうだなぁ、欲しくなってきたぞ…

  2. 名前:yoshimotoya120 投稿日:2017/11/30(木) 00:52:22 ID:6e0c20877 返信

    FLEX3くん、実は受験生の気分転換に一番活用されてたりして?(^ ^;)

    でも動画見ると、ローラーの幅とかフロントの支柱の動きとか、なかなか絶妙な設計ですね。よく考えてある印象を持ちました。

    • 名前:Shiro 投稿日:2017/12/12(火) 21:01:04 ID:a5f10127f 返信

      回数はたいしてやっていないですが、息抜きに回したり、寝付きをよくするために、あえて疲労したりしているようです。

      あちこちに手作り感がみられるFLEX3ですが、基本の設計はとてもよくできていて、微妙な動きのバランスがとても良いです。

      最初は「わ~、倒れる!」というくらい傾いたのですが、それでも倒れないんです。
      3本よりもずっと安心して乗ることができます。

      ぜひ(^^)

yoshimotoya120 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


Warning: file_get_contents(index.php): failed to open stream: No such file or directory in /home/garneau/www/wp/wp-includes/plugin.php on line 423