先日の記事で「坂道発進は要注意!」と書いたのですが,さっそく,予防策を実施してみました。何事も経験から「カイゼン」です♪
要するにこんなお話です(^^)
- ビンディングでキャッチミスすることがある
- MTB用のSPDなら問題ないけど,ロードのSPD-SLだとシューズ裏がツルツルなので危ない
- シューズ裏にゴムを貼ることで危険予防!
- しょうもない改造だけど,効果は絶大!(^^)
ロード用シューズに潜むリスク(おーばー)
自動車の初心者にとって坂道発進は難しいものですが,実は,スポーツバイクも坂道発進が意外と難しかったりします。
普通の自転車と異なり,スポーツバイクの場合は「けんけん乗り」ではない,難しい(?)手順があります。
- フレームにまたがる(高すぎてサドルには乗れない)
- 右足のクリートをペダルにはめる
- 右足で漕ぎ始めると同時にサドルにまたがる
- すかさず,左足のクリートをペダルにはめる
- パワー全開!
と,こういうシーケンスで発進なるのですが,ビンディングの初心者の場合,4.の「すかさず,左足のクリートをペダルにはめる」に失敗しがちです。
平地や下り坂の場合であれば,バイクは惰性で前進してくれていますので,その間に左足でペダルを探って(裏返したり)はめれば,遅れながらも両足がはまってスタートできます。
ところが,ちょっとでも登り坂で左足を失敗すると,すぐにバイクが止まってしまいます。なので,右足だけで根性で登り続けるか,不完全ながらも左足にも力を掛けて前進するしかありません。
SPDの場合,シューズのソールはゴムですから,クリートがはまっていなくても適当に漕ぎ続けることができますので,位置を探しながらも走り続けることができます。
んが,ロード用シューズの場合,ソールはカーボンやナイロンでツルツル&カチカチに作られています。グリップ力は限りなく0なため,クリートがはまっていない状態で少しでも力を掛けると,「ツル~ン」と滑ってずり落ちてしまうことになります。
おいらの場合,ショップ(MARSHさん)を出て,1分後にずり落ち,ふくらはぎを激しく痛打することになりました。バイクもシューズも何も痛みませんでしたが,おいらの足だけが痛みました(涙)
カイゼン活動着手
そこで,何事もカイゼンする日本人気質。家に帰って早速対策を講じてみました。
シューズのソールがツルツルな事が(おいらの技術力うんぬんはさておき)本事件の原因です。そこで,ソールの滑り止め防止用に「ゴム」を貼り付けてみました。
で,「ゴム」を探してみたのですが……,ちょうどいいのがありました!
先日の「半日限界ツーリング」でパンクしてしまった,R’Airのチューブが残っていました。破裂したことで寿命を全うしたR’Airのチューブですが,こんなところでもう一度,お役に立ってもらいます。
さて,両面テープでチューブを貼り付けただけの超適当対策ですが,効果はとっっっっても抜群です!
先日のヤビツ峠チャレンジでも,何度も何度も坂道発進しましたが,全く問題ありません。左足がはまっていなくても,適当に走り続けることができます。ペダルの上に適当に足を乗っけていても滑らずに漕ぐことができます。
材料費は限りなく0円。対策は左足だけで十分ですので手間もほとんど無し。ロード用シューズでの坂道発進が苦手な方はお試しを~(^^)
- 【2009.5.12追記】
- 1年間使ってみたところ,かなりボロボロになりました。ゴムが薄いのでクリートキャッチミスを繰り返すと,ゴムが破けてしまいます(そんなにミスらなければいいのですが・・・)。今は,ホームセンターで80円で買った板ゴムに貼り替えてみました。
>めいさん
お! ついに新車登場ですね!!
ビンディングシューズは,
慣れてきた頃が危険なのでご注意を~
といいつつ,おいらもロードでは一度もこけたことはありません。
(MTBでは何度も・・・)
最近は,左脚の半月板を痛めているので,
家を出たら最後,休憩以外は絶対に外していません。
スタンディングスティルか,信号機に寄っかかっています(笑)
それにしても,慣れるというのは恐ろしいモノで,
今ではビンディング無しで走るなんて,
逆に怖くてできません。
足がすべってぶつけちゃいそうで・・・。
不思議ですよねぇ。