4本目となるチューブレスは、またもIRCになりました(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
富士ヒルクライム以降、新たに街乗り用として登場したルイガノLGS S9号の話が続いていて、「ロードは富士ヒルで燃え尽きたのか?」と心配されていたフォトポタ日記ですが、ようやく、ロードネタに戻ってきました。
記念すべき(?)、ロードネタ復活第1号は、超久しぶりのチューブレスタイヤ新調です。
しかし、先代は長持ちしたなぁ・・・。
気に入っている点
- お安い!(チューブ・リムテープ不要ですし)
- 十分に軽量(280g)
- 低めの気圧でも安定して走れる
イマイチな…
- 相変わらず、見た目が地味・・・
さようなら、IRC 『ROADLITE Tubeless』
LOOK595号には、ホイールセットが2つあり(練習用などは除く)、平地・ツーリング用と、山岳・ヒルクライム用に使い分けています。
平地・ツーリング用 | 山岳・ヒルクライム用 | |
---|---|---|
ホイール(前) | Campagnolo Shamal Ultra 2-Way Fit |
Reynolds MV32T UL |
ホイール(後) | 〃 | FastForward F4R type R |
タイヤ | チューブレス (現行はIRC ROADLITE) |
チューブラー (現行はVittoria CORSA SPEED) |
平地・ツーリング用には、IRC社の『ROADLITE Tubelss』というチューブレスタイヤを2014年から使い始めていました。
当時は、「HutchinsonのFUSION3 Tubelessが高いので、安物で我慢する」という消極的な理由で導入したのですが、実際に使い始めてみると、ものすごくタフで高信頼性であることが分かりました。
中でも、長さ5cmくらいあるゴッツい釘が刺さってもバーストせず、しばらく走り続けて気が付くという事件の時には、そのタフさに心底感心し、生涯、クリンチャーではなくチューブレスで走ろうと誓ったものでした。
そのゴッツい釘の傷跡を小さなパッチで修理して以来、なんと、4年の長きにわたってパンク無しで使い続けることができました。
パンク修理の傷跡。この状態で4年も走るんだから、すごい・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
どこかの、15,000円もするのに走行25kmでパンクしたチューブラータイヤには、ぜひ見習ってほしい、超優等生タイヤでしたが、4年も使い続けるとさすがにトレッド面の摩耗がすごくなってきたので、ここで役目を終えて後進に道を譲ることになりました。
ありがとうございました m(_ _)m
こんにちは、IRC 『FORMULA PRO TUBELESS RBCC』
2010年にHutchinsonの『FUSION3』でチューブレスタイヤの極楽ブリを知り、2014年のIRC 『ROADLITE』で釘が刺さっても走れることを知ってしまってからは、もうクリンチャーに戻る気は起りません。
次のチューブレスタイヤをどれにするかは、あまり悩むことなく、IRC社の『FORMULA PRO』にしました。
- 『ROADLITE tubeless』にまったく不満が無かった
- Hutchinson(FUSION5シリーズ)は高すぎる
- IRCも少しは見栄えが良くなった模様
ほぼ、お値段と頑丈さで選んだところです(^^)
また、『FORMULA PRO』シリーズには、ありがちな3つのバリエーションが用意されています。
銘柄 | 役どころ(キャラ) | IRCの説明 | 重量(25c) | 実勢価格 |
---|---|---|---|---|
Light | 軽いヤツ | 扱いやすさと耐パンク性が向上した最軽量・最速のロードチューブレスタイヤ | 275c | 5,800円 |
RBCC | 普通のヤツ | ドライからウェットまで、あらゆる路面状況で優れた走行性能とグリップ力を発揮 | 280g | 5,800円 |
X-Guard | 頑丈なヤツ | タイヤサイドまで全面を40×40tpiメッシュ耐パンクガードで覆い、耐パンク性が更に向上 | 300g | 6,000円 |
軽いヤツ(Light)は、他と比べてたいして軽くないので落選。
頑丈なヤツ(X-Guard)は、先代のROADLITEでも十分に頑丈であり、さらなる頑丈さは求めていないので落選。
消極的な理由ではありますが、実は、市場では一番人気の普通のヤツ、『FORMULA PRO TUBELESS RBCC』に決定です。
新しいタイヤ買うと、いつもこの写真(笑)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
Lightと1gしか違わなかったりします(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
「RBCC」が一体何の略なのか分からないまま、なんとなくの選定なのでチコちゃんに、「ボーっとチューブレス選んでんじゃねーよ!」と叱られそうですが、その通りなのでお許しください(^^;
使用1か月ほどの簡易レビュー
まだ使用1か月ほど、走行距離も100kmそこそこですが、とりあえず簡単な使用感を。
装着は超簡単(専用タイヤレバー使用時)
一番最初に買ったチューブレス『FUSION3』の時は、装着に5時間もかかるという地獄を体験しました。
しかし、IRCのチューブレス専用タイヤレバーを使えば装着はとても簡単です。
先端が特殊形状をしていますが、使い方は普通のタイヤレバーと変わらず、手で嵌めていって、最後に2か所ほどレバーで持ち上げてやれば、簡単に嵌ります。
こうやって・・・
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
こうするだけです。手で嵌めていって、最後の2か所ほどやれば嵌ります。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
また、以前のROADLITEでは、普通のフロアポンプではビードがうまく上がってくれず、もったいないけどCO2ボンベでドカン!と膨らませたことがありました。
今回は、ちゃんと石鹸水を使ったせいか、普通のフロアポンプでビードをあげて、空気を入れることができました。
ちゃんと石鹸水を使ったら、難なくビードが上がって密着してくれました。楽ちん~
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
走りは、なんの不満も無し
チューブラーの時は8~10気圧くらいで走っていますが、『FORMULA PRO』ではとりあえず7気圧で走ってみました。
特段、走りが重くなった感じもしませんし、固いSHAMALでも乗り心地は柔らかく安定しています。
タイヤというよりホイールの効果も大きいと思いますが、やはり、平地巡行は山岳ホイールセットより明らかにラクチンですね。
湘南国際村の坂を上ったら地獄のように辛かったのですが、これは、IRC社のせいではなく、驚異的な体力不足によるものと思われます・・・(笑)
エア抜けも標準的
『ROADLITE』は少しエア抜けが早く、その対策としてシーラント剤も入れてみたのですが、大きな効果は無く、1日で1気圧くらい抜けていく感じでした。
『FORMULA PRO』は0.3~0.5気圧くらいしか下がっていませんから、以前のFUSION3と同様、エア漏れは気にしなくて良さそうです。
とりあえずのまとめ
FORMULA PRO RBCCは、安い(FUSIONに比べて)、頑丈(たぶん)、快適な走り、と3拍子揃ったいいタイヤと思います。
前作のROADLITEと同様、また4年くらい使い続けるのかもしれません。
唯一の欠点は地味すぎること。4年たつ前に飽きるかも・・・
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
これくらい長期間使い続けると、クリンチャーだと、チューブやリムテープの心配もしなくてはいけませんが、とりあえず、タイヤだけ交換してればいいのも、チューブレスの利点。
安心して、次のワールドカップまで乗り続けましょう(^^)
実はバルブ(ホイールの付属品)の劣化が見られるので、ココだけは交換しようかな・・・?
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
(おまけ)
上の記事で、チロッと「ROADLITEの時はシーラント剤を入れていた」的なことを書いていましたが、実は、このことをすっかり忘れて、ROADLITEを外す作業をしてしまいました。
外したとたんに、中からシーラント剤(NoTubes)が流れ出し、床・絨毯を盛大に汚してしまいました・・・。
石鹸水ではなく、ROADLITEに残っていたシーラント。盛大に床・絨毯にこぼしてしまった・・・。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
4年もシーラント剤がもつわけないので、もしかしたら、途中で追加注入でもしていたのかな?
記憶力の揮発スピードがものすごく速いので思い出せません・・・。
すいません。時間があるときでよいのでIRC 25Cのタイヤ幅をノギスで測っていただけませんか?同じ25Cクリンチャでエア圧力が同じでも、メーカによって幅の差異が見られます。輪行するのでしばしばホイールを外すのですが、幅広のものではブレーキシューと擦りながら無理矢理脱着をしております。もし、幅広でなければ、この際にIRCに戻すことも検討しております。余力のあるときにお願いします。