決戦用ホイール Reynolds MV32T UL。フロントだとタイヤ込みでも620g(軽!)
SONY NEX-5N + E30mm
前回,実際のヤビツタイムアタックのデータから,「どの区間でどれくらいのパワーを出せていたのか?」を計算してみました。
今回は,ちょっとおふざけですが,「目標を達成するにはどれくらい軽量化したらいいか?」を求める方法を紹介します。
ま,あくまでもおふざけですが・・・(笑)
こんな面倒な計算を代行してくれる、全世界待望(?)のAndroidアプリ版が登場しました!
1週間ほど前に紹介し、「いずれGoogle Playに登録してみたい」と言っていた、ヤビツタイム計算アプリ。
「いつになったら手に入れられるんだ!」という世界中から問い合わせが殺到しませんでしたが、先日、無事に全世界に向けて公開されました。
お待たせいたしました。いや、待ってない?(^^;
基本的な考え方
前回の計算では,①重量(人体+バイク),②速度(距離÷タイム),③勾配(距離÷高度差)から,バイクにかかる抵抗を計算してパワーに換算していました。
今回は,鍛錬をまったくしないことを前提として(笑)パワーを固定たまま,目標タイムを達成できるように,重量を変数として変化させてみることにしました。
要は,なんも頑張らないで,減量だけでどこまでいけるか?です(笑)
それでは,おいら永遠の目標(悲しい)である,ヤビツでの40分切り(39分59秒)を達成するにはどれだけの減量が必要か計算してみましょう。
【手順1】タイムアタックの記録を1行で書きます
前回の計算では,1kmごとのラップタイムで計算していましたが,その後の計算がとても面倒になるので,全区間の記録を1行で書きます。
おいらのヤビツ自己ベストのデータは以下のとおりですので,これを1区間で入力します。
ラップデータをやめて,全区間データにします
【手順2】平均パワーをメモしておきます
手順1で求めたパワー(W)は,そのタイムを出すために必要な平均パワーです。
言い換えれば,現状でこれ以上の鍛錬なくして出せる最大パワーです。
後の計算で使うので,これをメモしておきます。
【手順3】タイム欄に目標タイムを書き込んじゃう
目標とするタイム(当然,自己ベストを上回っている)をタイム欄に書き込みます。
すると,パワー欄にはさっきより大きい値が出てきます。
おいらの場合,目標タイムを39分59秒としたら,以下のパワーになりました。
【手順4】ゴールシーク機能で体重を変数にして解かせる
手順3で出したパワーは,自己ベストのときのパワーより大きい値です(203-201=2W大きい)
当然,このパワーが出せるように鍛錬すれば目標達成なのですが,それはまず無理なので(笑),バイクを軽量化することで達成してみます。
Excelのゴールシーク機能で,
- 数式入力セル:パワー欄
- 目標値:手順2で求めたパワー
- 変化させるセル:バイク重量欄
を指定して計算させると,目標達成に必要なバイクの重量が判明します。
バイク重量を変化させ,パワーを計算前の201Wに戻させます
つまり,現状出せる最大パワーになるように,それでいて,目標タイムを達成できるように,バイク重量のみを変化させて計算させます。
お待ちかね(?)の結果発表
非常~に不毛な計算をしているような気がしないでもないですが,やってみました。
自己ベスト(40分20秒)と目標(39分59秒)の差21秒からはじき出された,目標バイク重量は,ずばり,
7.21kg(ボトル・水込み)
でした。
もともと8kgで計算しているので,790gの軽量化が必要ということです。
・・・
無理です(笑)
前後で1000gしかないホイールをつけているのに,これ以上何をど~したら790gも軽くできるねん!という結果になりました。
いや,人体のほうならば・・・?
軽量化はバイクも人体も(計算上は)同じです。
バイクが無理であれば,人体のほうを790g軽量化すればいいということです。
なんとなく,できるような気がしないでもないですね(?)
実際には,人体の減量に合わせてパワーも減少してしまうので簡単にはいかないですが,暇があったので(練習しろよ・・・),いろいろ体重を変化させて,そのときの予想タイムを計算してみました。
体重 (ウェア・メット込) |
タイム | 備考 |
---|---|---|
30kg | 27分23秒 | いくらなんでも無理か・・・? |
54kg | 38分25秒 | |
57kg | 39分51秒 | 1kg減量で目標達成! |
58kg | 40分20秒 | (去年の)現状です |
60kg | 41分20秒 | |
70kg | 46分16秒 | ひぇ~ |
現状(ウェア・メット込みで58kg)を1kg減量すれば,あっさりと目標達成ですし,小学生レベルの30kgまで減量すれば,夢の20分台に突入です。
が,そもそも今シーズンはまだ47分という驚異的に遅いタイムしか出せていないので,そこから逆算する(-7分)と,脅威の12kg減量という計算結果もあります・・・(だめじゃ~)
以上,貴重なローラー台練習時間を削った割には,まったく意味の無い計算ばかりしているフォトポタ研究所の研究成果の発表を終わります。
ご清聴,ありがとうございました(^^)
GWは走りこまねば~
- 【2020.5.9追記】
- アプリ(Android)版ができたので宣伝してみました。
>Ottyさん
はじめまして。
コメントありがとうございます(^^)
Ottyさんも計算マニア(?)でしたか。
ついつい,こういうのってハマってしまいますよね。
実際には,500g軽量化するより,
その日のモチベーションを高める方が効果が大きかったりしますが(笑)
おいらも固定ローラー台ですが,自転車関係のDVDが1枚しかないので,
いつも「相棒」とか「梅ちゃん先生」とか「ケータイ大喜利」なんかを見ています。
まったく自転車と関係ないですが・・・。
まもなく,FHCですので,
そちらに向けた分析も始めなければ!(今年は無謀にも1時間15分狙い)
これからも,フォトポタ日記をよろしくお願いします~