とりあえず,いつもの鎌倉一周コースで試してみました(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
富士ヒルクライム本番まで3週間を切った5月14日,不注意で最愛のカーボンホイールMV32Tのリアを全損させてしまいました(涙)
すぐに開かれた御前(=ツマの前)会議が開かれて,次期主力山岳兵器はFast Forward F4Rに決定し,翌日には大英帝国に電信で発注。
大英帝国空軍と日本郵便地上部隊が総力を挙げて運んでくれたおかげで,5月21日には次期主力山岳兵器のFast Forward F4Rが我が家にやってきました。
しかし,土日出張が祟って,到着から1週間経つのにF4Rに乗れない日々が続いていました。
このままでは,去年のクソスプロケットと同じく,「いきなり本番登用で失敗」になりかねない状況でしたが,ようやく,本日,F4Rは生まれ故郷(オランダ)から遠く離れた日本の土地を走ることができました。
ふぅ,一安心(^^)
要するにこんな記事です(^^)
- 全損壊したMV32Tの後任,FFWD F4Rの装着が完了し,ようやく走れました
- 見た目が地味なので,前後輪での違和感(F:Reynolds,R:FFWD)は気にならないレベル
- 同じような材料・構造のせいか,走りもMV32Tとあまり変わらない
- 付属したブレーキシューは効きすぎ!
見た目はどう?
なぜか一番気になるのが,見栄え,ルックスです(笑)
Fast Forwardといえば,赤が映える「FFWD」のロゴマークが目印ですが,残存している前輪(MV32T)や,白黒595フレームとの相性も考え,地味な白黒モデルにしました。
いつものように,七里ガ浜で撮ってみると,こんな感じ。
白黒モデルなので,MV32Tとあんまり変わらない感じ(=地味)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
前輪がMV32T,後輪がF4Rですが,はっきり言って,あんまり変わらないですね(^^)
リムハイトが32mm→36mmと僅かに増え,表面仕上げがマットグレーからクリアブラックに変わりましたが,こうやって写真に収めてみると,ほとんど変化無しです(^^;)
今は亡きMV32Tさま,最後のお姿。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
ホイールの変化よりも,タイヤがVELOFLEX Record(黄色)→TUFO EliteJet(黒)になった変化の方がはるかに大きいです。
赤い「FFWD」に少し未練が無くはないですが,やっぱり,白黒の595には白黒FFWDが似合うかもです(^^)
走りはどうか?
普通は,この項目が最初に来るんでしょうけど(笑)
平地をちんたら20km/hで走っても違いはほとんど感じませんので,いつもの練習坂,鎌倉の源氏山コースに行ってみます。
標高差60m,長さ1kmの短いコースですが,ほぼ平坦の高速直線から,8%ほどの急勾配まで変化に富んでいます。
これを,ほぼ全力で走りきってみての感想は,
ほぼMV32Tと変わらない(^^)
です。
MV32Tに比べて45gほど重くなっているのですが,全然分かりません。
ただ,MV32Tで常に感じていた,柔らかさやタワみはほとんど感じられません。MV32Tが柔らかかったせいか,だいぶ硬い気がします。
2週間ぶりに山を走る。気持ちいい~(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
自分(の脚)との相性は悪くないようで,タイムもMV32Tでの記録とほとんど差がありません。
ホイール | タイム | 記録日 |
---|---|---|
F4R | 3分09秒 | 5月29日 |
MV32T | 3分00秒 | 9月14日(去年) |
SHAMAL | 3分21秒 | 4月19日 |
とりあえず,ホッとするとともに,「ホイールが変わっちゃってさぁ~」という言い訳が使えなくなりました。
FHC本番,掛け値なしに頑張らねば!(笑)
ブレーキングは?
前回紹介したように,F4Rにはスイスストップのブレーキシュー(FLASH PRO)が付いてきます。
雑誌やネットでの情報によると,FLASH PROは「効きはいいけど磨耗が早い」という性格のシューのようです。
実際にブレーキをかけてみると,まさにその通りで,MV32T(Reynolds製が付属)とは比較にならないくらい,柔らかく・食い込んでくるシューで,とても良く効いてきます。
いいんだけど,ちょっと効きすぎ。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
が,少なくともダウンヒルではリアに強い制動力は要らない(=滑る)ので,こんなに効く必要はないのでは?という気がします。
また,シューのトーインが少なかった(またはシューの変形量が大きい?)ためか,少し掛けただけでキツイブレーキングになり,「泣き」まで聞こえます。
もっと,コントローラブルになってほしいので,FHC本番前日の試走行でトーイン量の調整をする必要があります。
Let me go with FFWD F4R type R!
シビアなブレーキングだけが気になりますが,漕ぎの軽さや乗り心地については,先代のMV32Tとほぼ同じと感じています。
前がReynolds(アメリカ)で,後ろがFast Forward(オランダ),フレームがLOOK(フランス)という,節操の無さも感じなくはないですが,まあいいでしょう。
燦然と輝く,Requiem for Reynoldsの「R」
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
先日にお亡くなりになったMV32Tの「R」のデカールが千切れて剥がれていたので,F4Rに貼ってみました。
Requiem(レクイエム)の「R」,そして,Reynoldsの「R」。
今年のFHCは「Fast Forward F4R type R」で走ってきます!(^^)
もう言い訳無し(笑) F4R type Rで行ってこよう!
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
>i-HTT-TMさん
とにかく,FLASH PROは効きがべらぼうに良いですが,磨耗もものすごいですね。
今までのReynolds純正(これもスイスストップなのですが)だと,3年使っても全く磨耗していなかったのに,FLASH PROはガンガン減ってきています。
ただ,スバルラインのくだりでの使用感(24kmダウンヒル)では,FLASH PRO楽です。
効きが全然違うので,握力が要らないです。
もちろん,フレームまで含めてまっ黄色になりましたが(笑)
シューのボルトは,おいらも超適当に回していますが,今のところ,ぶっ壊したことはないです。
MV32とシャマルを入れ替えるたびに交換なので,かなりの回数に上りますが,今のところ無事です。
アタリ品か?(^^)
できれば,全ホイールのリム幅も完全に共通化してほしいところです。
ホイールの入れ替えのたびに微調整するのが面倒で・・・。