湘南地方を扱った自転車関係の本に頻出する「湘南平」。標高は178mと小振りな山ですが,そこへのアプローチコースはかなりの急坂のようです。
湘南のパンターニを目指すおいら(うそ)としては,是非クリアしておきたい,このヒルクライムコース。GWの真ん中,5月2日にチャレンジしてきました。
「キミはなぜ自転車で急坂を上るのか?」
と問われれば,20年前のおいらは,
「だって,そこに家があるから・・・」
と答えていたはずです。
そのころ,おいらは長野県の松本市に住んでいて,自転車通学をしていたのですが,家と高校の標高差は約140m,斜度も最大25%,平均でも約15%というとんでもない山の上に家があったのです。
しかも,朝5時に家を出て麓(!)で新聞配達のアルバイトをし,それから山を登って家で朝食を取り,また下って高校に出かけていたのです。そして,もちろん帰りはまたもヒルクライム。
アルバイトは1年でやめましたが,家~高校間のヒルクライムは3年間,雨の日も雪の日もみっちり続き,おかげで坂を上るのが苦にならない,どころか坂大好きな自転車バカ少年になってしまいました。
それから20年。当時とは比較にならないくらい高性能なスポーツバイクに乗れるようになった今,しかも,住んでいるところは周囲に小高い山がたくさんある鎌倉・湘南地方。当然のように,毎週末にはどこかの山岳コースを走らずにはいられなくなってしまいました。
と,やたらと長い前置き(ヒルクライム賛歌?)が続いてしまいましたが,今回は湘南平です。
本当は箱根を越えてみたり,富士山一周してみたりの大規模チャレンジをしてみたかったのですが,今日は小学1年生のカズボンさんを13時には学校に迎えに行かなければならず,午前中だけのフリータイムを利用してのチャレンジなのです。
湘南平は,Googleで「湘南平 自転車」とググれば分かりますが,ここ湘南地方で,ちょいと坂を上るのが好きな自転車バカにとって,手頃な小高い山として親しまれている小山です。
標高はたったの178mと,おいらの松本時代の通学路と対して変わらないのですが,そのコースがなんともすごく,冒頭の写真の通り,「真っ直ぐ」なのです。いわゆる「九十九折り」ではなく,ずーーーっと真っ直ぐな上り坂なので,左右に曲がりながら登ることが全然できません。
正直に言って,この坂の麓でこの真っ直ぐぶりを見た時には,やる気が萎えました。「な,なんじゃこりゃ~?」という感じでした。でも,登り始めてみると,斜度は10%前後なので,がんばればシッティングでも登れる難易度。
まぁ,おいらのRHC号は標準でコンパクトドライブ装備で,フロント39T,リア25Tというヘナチョコ仕様。そんなに脚力が無くでも登れないわけがないのではありますが・・・。
で,この真っ直ぐ坂道,大変ではあるのですがほんの300mほどしかなく,これを登り切ると,実はすぐに頂上だったりします。
えらく気合いが入っていたせいか,「あが? もう終わり?」という感じです。これなら,去年,LGS SIXで強引に登った大楠山の方が登り応え(そんな日本語あるのか?)がありました。
ちょいと,不完全燃焼気味ではありましたが,眺望は大楠山よりもはるかに素晴らしく,また,トイレや自販機,レストランなどの施設がしっかりしており,女性やお子さま達にも安心。
次は,チビ達が登れるくらいの年まで待って,3人で登ることにしよう!(奥さまは絶対にやらないと思われる)
湘南平初挑戦フォトアルバムはこちら~
【本日の走行データ】
コース :家→辻堂海浜公園→湘南平→自転車屋さん3軒→カズボン小学校
所要時間:7時30分~13時00分
走行距離:58.45km
走行時間:3時間17分03秒
平均速度:20.7km/h
最高速度:52.6km/h (もちろん帰り道)
【追伸】
湘南平の帰り,さすがに時間が間に合わず,直接学校に迎えに行きました。学校も坂の上にあり,ご近所の奥様方に「この坂を自転車で登ったのですか!?」と驚かれました。いや,,もっとデカイ坂登ってきた帰りなんですが・・・。
松本ご出身でしたか!
今はサイクリストがうじゃうじゃいるみたいですよ。
私は松本の北のOみ村在住なのですが、やはり激坂が多くLSDトレーニングなんぞできん!と思っておりましたが、今は一山越えた千曲川沿いにサイクリングロードが整備されているんですね、最近は平地を楽に走ることを覚えてきておりますw