生命と自転車の「動的平衡」

生命の設計図,アデニン,シトシン,チミン,グアニン。見つけた人は本当に凄いなぁ・・・ (@みらい館)

生命の設計図,アデニン,シトシン,チミン,グアニン。
見つけた人は本当に凄いなぁ・・・ (@科学未来館)

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

機械いじりが好きな人が自転車趣味を始めると,多くの場合,次々の自転車を構成するパーツを交換して楽しむ,という方向に傾いていくように感じます(まさにおいらが典型ですが・・・)。

つい最近,生命科学の本を読んでいて,このような状態を「動的平衡」と呼ぶことを知りました。

これで,自転車趣味の神秘性の一つが明らかになりました。



生物と無生物のあいだ

読んだのは,福岡伸一著の『生物と無生物のあいだ』という新書。

もともとは,川上未映子と各界の著名人との対談をまとめた『六つの星星』の中に登場してきていた本で,非常に興味をかられたので読み始めたものです。

突然ですが,私たちの体を構成する分子は,生涯を通して同じヤツが居座っていると思いますか?

皮膚や髪の毛,ヒゲなんかは明らかに違いますよね。どんどん新しいものが内側から作られて入れ替わっていますよね。

じゃぁ,骨はどうでしょうか。内蔵器官はどうでしょう?よくわからないですよね。

極めつけは「脳」です。多くの人が知っているかと思いますが,脳細胞は基本的に増殖も分裂もしません。だから,細胞レベルでは,新しいものと入れ替わったりすることはありません(ある意味,残念ですね・・・)。

しかし,驚いたことに,本当に驚いたことに,体中のあらゆる分子は,ものすごい早さで捨てられ,新しい分子を補充し続けているというのです。

一年ぶりに出会った人に「おかわりありませんねぇ」というのは正しくなく,「去年とはすべての分子が入れ替わっていますねぇ」というのが生物科学的には正しいのだそうです(!)

『六つの星星』の中で川上未映子さんは,「じゃあ半年前に約束した締め切りは,別の分子構造が約束したことなのでなかったことにできますかね(笑)」と言われていました(^^)

ルドルフ・シェーンハイマーの「動的平衡」

『生物と無生物のあいだ』では,書名からちょっとずれているのですが,ルドルフ・シェーンハイマーが「動的平衡」を発見したいきさつが書かれています。

窒素(14N)には重窒素(15N)という同位体があります。窒素より1個だけ中性子が多いヤツです。人工的に重窒素を入れ込んだ餌を,数日間,大人のマウスに食べさせてから解剖して(かわいそうだけど),重窒素がどこに行ったかを調べました。

重窒素のほとんどはエネルギーとして燃やされてしまうと予想していたのですが,半分以上がタンパク質になって,体中に散らばっていたことが判明したのです。

実験で使われたのは大人のマウスですから,タンパク質が「体の成長」に使われたわけではなく,体各部のパーツ交換のために使われているということです。

つまり,生命体を構成している無数の分子はスタティックな集まりではなく,常に入れ替わっているのです(驚!)

このことを,著者は,

私たち生命体は,たまたまそこに分子の密度が高まっている,分子のゆるい「淀み」でしかない。しかも,それは高速で入れ替わっている。この流れ自体が「生きている」ということである。

と述べています。実に驚いたことです。

私たちの体を構成する分子は,常に新しい分子で入れ替えられ続けているということなのです。細胞という単位では固定的なはずの大人の脳でも更新されているのです。

生命を構成している分子が体から抜け出し,それと同じ量の分子を体外から取り入れ,全体としてはバランスがとれている状態。これが,シェーンハイマーが発見して名付けた「動的平衡」という状態なのです。

自転車における「動的平衡」について

べらぼうに長い前フリでしたが,いったい,自転車イジリとどう関係してくるのか?勘の良い方なら,もう気が付いておられることでしょう。

そう,「自転車は生命体である」ことを発見したのです。

最近でこそ「LOOK号」という愛称で呼ばれている我が愛車ですが,これは紛れもなく「LGS RHC」というルイガノのロードバイクです。

2007年4月のLGS RHC号。まだ産まれたばっかりです(^^)それにしても,デカイハンドルだなぁ・・・。あと,サドルが高すぎでは?

2007年4月のLGS RHC号。まだ産まれたばっかりです(^^)
それにしても,デカイハンドルだなぁ・・・。あと,サドルが高すぎでは?

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

LGS RHCを構成している,タイヤやホイール,ブレーキ,ハンドル,クランクなどの分子は実に高速に入れ替わり(笑),約2年でほとんどが別物になりました。

2年後のLGS RHC号ホイール,タイヤ,チューブ,ハンドル,ステム,クランク,ペダル,シートポスト,サドルバッグ,ケージ,前ブレーキ,チェーン,RDプーリーなどが多少入れ替わっています。

2年後のLGS RHC号
ホイール,タイヤ,チューブ,ハンドル,バーテープ,ステム,クランク,ペダル,シートポスト,サドルバッグ,ケージ,前ブレーキ,チェーン,RDプーリーなどが多少入れ替わっています。

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

さらに,今年の春には,わりと大きめの分子である「フレーム」も入れ替わりましたが,やはり,全体としては動的平衡を保っており,誰が見てもLGS RHCの2007年モデルです。そう,意地でもLGS RHC号です。

今年3月のLGS RHC号。フレームとホイールだけ少し変更しました。あ,バーテープもダ(^^)

今年3月のLGS RHC号。
フレームとホイールだけ少し変更しました。あ,バーテープもダ(^^)

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

数々の構成分子が抜けていきましたが,同じ数だけの分子が入れ替わりに入ってきました。

決して,ハンドルが2個になってしまったり,タイヤが8輪になったりはしていません。

LGS RHC号は,動的平衡を保ったまま,4年目に突入した今もロードバイクという生命体として,そこに存在してくれているのです。

最新のLGS RHC号はこの状態。タイヤ,サドル,ペダル,バーテープ,ステム,STI,チェーン,スプロケット,RDが入れ替わりました。

最新のLGS RHC号はこの状態。
タイヤ,サドル,ペダル,バーテープ,ステム,STI,チェーン,スプロケット,RDが入れ替わりました。

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

生命とはなんなのか?

動的な平衡を保つとはどういうことなのか?

どこまで交換しても,もとの自転車だと言い張れるのか?

どこまでだったら,家族に許されるのか?(笑)

なぜ,プロと同じ機材なのに,ヤビツで40分を切れないのか?(涙)

このような知的な探求心を満たすために,世のロードバイク乗りの約半分は,自転車パーツイジリにはまりこんでしまうのでしょう。きっとそうです。

実に崇高な知的活動です(^^)

以上,やったらと長く,かつ,アカデミックなフリをしつつ,自転車パーツ交換の理由を合理化する(言い訳ともいう)ネタなのでした(笑)

おつきあいいただき,ありがとうございました~

久しぶりに,なんの役にも立たない長文を書いてしまいました(@スタバ)

(おまけ)
お台場の科学未来館で見つけた,DNA情報をデコードしてアミノ酸を作り出す仕組みを説明した絵。妙にかわいい(^^)

同じく科学未来館に展示してあったボード。大事なリボソームがいないけど,絵がかわいい!

同じく科学未来館に展示してあったボード。大事なリボソームがいないけど,絵がかわいい!

Nikon D90 + TAMRON 17-50mm F2.8

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おかいもの情報



福岡さんとの対談が一番面白かったナ~


ここ数十年の生命科学の発展を振り返る,楽しい本です。

コメント

  1. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/13(水) 23:53:38 ID:f6a600ca1 返信

    >シュウインさん

    シフトの重さは,まぁ,慣れですかね・・・。

    おいらも慣れてきました。
    近々,またワイヤ張り直しをしてみようとは思っていますが。

    ワイヤの触覚が無くなったことで,確かに持ちやすくなりましたね。
    走りにはナンも影響なさそうですが,鷲掴みが楽ちん(^^)

    そのうち,遠出するときには,ハンドルバーバッグでも付けてみようかしらん?

  2. 名前:シュウイン 投稿日:2010/10/12(火) 23:29:17 ID:d4b1ba198 返信

    Shiroさんこんばんは。

    シフトの重さは「こんなもんか」で妥協しました。
    ディレイラーの調子は、実走してみると以外にもちゃんと動いてくれているので、気長にやっていこうかなと思います。
    ハンドリングは…よくわかりません(^^);
    ただ、触角がなくなった分、わしづかみする時が楽になりましたね。
    インナーワイヤーはSTIに同梱されていた純正品です。装着時にアウターの中にレスポチタンスプレーをこれでもかぐらいの勢いで吹いたんですけどね。それでも重たい感が…

  3. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/12(火) 17:47:21 ID:0b5c8cedd 返信

    >シュウインさん

    4連休でしたか。おいらもです!
    (こっそりとヤビツに行ってきました♪)

    ディレイラの方は,
    最初に正しくやるべきは,上下のストッパーだけで大丈夫ですよ~ん。
    それ以外のSIS調整は,どうせ1週関したらやり直しです♪
    ワイヤが伸びちゃうのでしようがないでございます。

    逆に,チェーンまでくっつけちゃうと,
    上下ストッパーの調整はちょっと面倒(でも,できますよん♪)

    シフトの重さは,慣れました(笑)
    やっぱり,コレくらいガッチリしたのもOKでしょう(^^)

    5500や7800が懐かしいですね。
    アップもダウンもとても軽かったなぁ・・・。
    おいらは,苦心した挙げ句に,ようやくTIAGRA相当です(泣)

    カタログで言う,
    「ワイヤーの影響がなくなり,ハンドリングが軽やかに」
    って,感じられました!?

    おいらは,むしろ重くなりました・・・。

    まぁ,「直進安定性が増した」と解釈しましょう(笑)

    あ,そういえばインナーは何を使われています?
    新DURA-ACEのPTFEワイヤーはとても軽いですよ!

    ただ,お値段が凄く重いので,アリゲーターやJagwireからも
    同じようなPTFEワイヤが出ているので,まだでしたら,お試しを(^^)

  4. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/12(火) 17:41:19 ID:0b5c8cedd 返信

    >し~さん

    こんにちは~

    そう,有機物と無機物の境目ですね。

    ウィルスの無機性って怖いですよね。
    あいつら,いったいなんなんだ!?
    結晶になるってすごいですよね。生き物ならあり得ない・・・。

    おいらも,クランクとかタイヤとか(もうかいな?)組成を変えたいな~(^^)

    自身の方は無理です(笑)

    なんせ,ダーウィン先生によると,
    弱い個体が,環境からの自然選択(淘汰)圧力を受けて死んでくれないと。
    おいらは,真っ先に死んでしまいそうです。

    冗談はさておき,おいらに足りないのは「脚力」です。
    心配能力の方は割と高そうですが,脚が全然付いていかないです。
    やっぱり,トレーナーを真面目にやらないとダメかな!?

  5. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/12(火) 17:36:30 ID:0b5c8cedd 返信

    >o.kさん

    お久しぶりです!

    自転車もRCもいじるのは好きですが,
    あんまり専門知識は無いので,イマイチですが・・・(笑)

    で,クランクをしょっちゅう外しているのは,
    あたり調整とかではなく,「砂の除去」が目的です。
    メンテナンスと言うより,掃除ですね(^^)

    海辺を走ることが多いため,どうしても砂が付着します。
    (昨日は,鵠沼→辻堂間の砂浜CRを走行しました。ひどすぎる・・・)

    チェーンやディレイラも酷いですが,
    クランク周りも砂だらけになってしまいます。
    なので,ちょいちょい外して掃除しているところです。

    で,Hollowtechの固定は,確かにネジは使います(2本)が,
    クランプして固定している,という感じです。
    抜け防止はキャップにお任せという構造のようです。

    よ~分からん原理ですが,ストッパープレーとなる物もくっついています。

    が,今まで適当にメンテ(っていうか掃除)していますが,
    特に緩んだことはないでございます。
    恐ろしくメンテが簡単なパーツになってくれました。

    グリスの方は確かに高いかも。
    まぁ,4年使っていて半分も減ってないのでいいかな?

    それより,SP-41用デュラグリスの方が出番ゼロです。
    使うと重たくなるグリス。いらん!
    大量に余っています・・・。

  6. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/12(火) 17:23:35 ID:0b5c8cedd 返信

    >Serotta Tiさん

    おぉ,もう完成ですか!

    まぁ,ドしろ~とのおいらがやっても3日で完成ですから,
    プロショップならお手の物ですよね。
    (しかも,完成度はずっと上だろうなぁ・・・。涙)

    やっぱりオルカは軽いですか。
    さすがはゴールドメダルモデル(^^)

    ヘッドの調整は難しいのでしょうか?
    きっと,普通のアヘッドなら,
    ステムをゆるめてトップのボルトを締めるのでしょうね。

    LOOKは独自のヘッドを採用していて,
    とても調整しやすいのですが,構造が謎なので,若干不安です。

    まずは,完成おめでとうございます!

    今度こそ,会社前で転ばないように~(^^)

  7. 名前:シュウイン 投稿日:2010/10/12(火) 16:08:32 ID:d4b1ba198 返信

    shiroさん、こんにちは。
    今日の午前中まで(久しぶりの4連休!)かかってしまいましたが、何とか完了しました。
    取り付ける方はすんなりと事が進みましたが、ディレイラーの調整でかなりてこずりました。
    今から実走しながら微調整してきます。
    shiroさんのDURAも当初シフト操作が重いと言われてましたね。
    私の5700もSORAの時とたいして変わらない重さになっちゃいました。シフトワイヤーはハンドルの後部にまわしてるんですが、こんなもんなんですかね…。ちなみにハンドルはFSAのOMEGAコンパクトです。同僚の5500の方がもっと軽い印象でした。

  8. 名前:し~ 投稿日:2010/10/12(火) 10:40:03 ID:c1f0400c0 返信

    こんにちは。
    私も暫く前にこの本読みました!
    生物と無生物というよりは有機物と無機物な内容ですね♪

    私のとっては昨年春までのメタボ体型から今のランナー体型への移行に伴った減量と体内組成の変化がまさにこれに当てはまります。
    月末のフルマラソンを走りきったら、自分へのご褒美として自転車の組成変化も行いたいなあと思案中です。
    これからもshiroさんのDNAレベルでの進化を期待しております!

  9. 名前:o.k 投稿日:2010/10/12(火) 09:31:42 ID:95a12ccc1 返信

    ご無沙汰しています、元RC職人のo.kです。

    > HOLLOWTECH IIのクランクは冗談のように簡単になりました。
    > しょっちゅう,メンテで外しています。

    元RCカードクターのShiroさんには念仏ですが、軽合金にたてたタップに鉄ネジなので、いくら(馬鹿みたいに高い)デュラグリスを塗布しても、雌ネジ側が山落ちしてきませんかね?

    大丈夫なのかな??

  10. 名前:Serotta Ti 投稿日:2010/10/12(火) 09:09:53 ID:973611a3e 返信

    セロッタ&オルカです。

    インディアナでは外で乗れる期間が限られており、自分だけで組み上げる事は断念(言い訳です)。
    ショップの力を借りて、早々にシェイクダウン完了しました!!

    まだ、50キロぐらいしか走っていませんが、・・・軽い。
    これまでのチタンも捨てたもんじゃないですが、オルカはグングン進む感じで、スピードも落ちない?
    いや、実に驚きで御座います。

    ヘッドベアリング(上側)にガタが多過ぎるなど、修正・メンテも多くありますが、先ずは味見を完了しました次第です。

  11. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/11(月) 21:12:02 ID:afb96a800 返信

    >シュウインさん

    そう,SORA・TIAGRAと,
    105・ULTEGRA・DURAの間の壁は高いですよね。

    おいらも,LOOKにしてから,
    105の壁を超えるのに半年かかりました。

    で,クランク交換でペダルで苦労されましたか!
    おいらと全く同じだ(^^)

    105のコンパクトに交換しようとしたとき,
    ショップの人に「こちらでやっちゃいましょうか?」と聞かれたのに,
    「い~や,自分でやる!」と言って自分でやりました。

    なのに,ペダルが外れなくて,結局ショップに・・・。
    全作業時間のほとんどを「ペダル外し」に浪費しました。

    コッタレスも,いかにも固着してしまう構造ですよね。
    おいらのMTB(LGS SIX)はこの部分からきしみ音が出ていますが,
    なんの工具も持っていないので,放置状態です(困)

    また,FDバンド部は痛みやすいですね。
    おいらのLGS RHC号も,雨やドリンクの水分を保持していたらしく,
    少し腐食していました。

    明日,また頑張ってくださいね!!

    交換後の105はすごくメンテナンスが楽ですよ~(^^)
    HOLLOWTECH IIのクランクは冗談のように簡単になりました。
    しょっちゅう,メンテで外しています。

  12. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/11(月) 21:05:47 ID:afb96a800 返信

    >親方さん

    お久しぶりです!!

    おいらは,先月までやたらと北海道に出かけていましたが,
    今月からは神奈川オンリーです(^^)

    で,もう寒くなってきたのですか!

    こちらは,今日も30度近くまで上昇し,
    海辺に行ったら暑くて暑くて,泳ぎたいくらいでした。

    おいらのパーツの出入りもそろそろ打ち止めです。
    強いて言えば,タイヤかなぁ・・・(変えたばっかりだ)
    ヒルクライム好きなのに,100g増加はマズイです。
    せっかく軽量ホイールなのに~

    ちなみに,本日出かけてきたヤビツ峠では,
    ZIPPとかLightweightなんかがゴロゴロいました。
    いやはや,恐るべし,ヒルクライマーおじさま達です(^^)

  13. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/11(月) 21:02:35 ID:afb96a800 返信

    >Nu-merionさん

    ファインマンさんも面白いですよね(^^)

    物質としては入れ替わっているのに,
    全体としての機能・統制はとれている。
    不思議ですよね・・・。

    で,ペダル。

    おいらもこっそりと,SPD-SLをLOOK KEOカーボンにしていますが,
    本日,ヤビツに出かけて,
    全く効果のないことを実証して参りました(笑)

    いや,(泣)か・・・。

    ちなみに,ヤビツのアタックは,色んな流派があるようで,

    ・名古木の交差点→ヤビツバス停
    ・デイリーヤマザキの信号→ヤビツバス停

    の2つが主流のようです。

    おいらは,より多くの人が採用している名古木交差点派です。

    難点は,デイリーヤマザキも含めて2カ所信号があるところです。
    本日は,両方とも引っかかりました・・・。

  14. 名前:シュウイン 投稿日:2010/10/10(日) 20:26:56 ID:9630aabea 返信

    shiroさんこんばんは。
    私の自転車は8速のSORAなので、ドライブやSTI等のちまちまとした交換が出来ないので、一気に換えるしかないんですよ(TT)
    で…、今日クランク周りの交換をしました。
    BBが難関かと思っていたのですが、思わぬ伏兵の奇襲に遭ってしましました。
    ペダルが取れません。後回しにしようと思い、コッタレス抜きでクランクを外そうとしますが、固すぎてコッタレス抜きが回りません。
    鉄パイプで力点を延長してゴムハンマーで叩きまくってようやく外れました。
    カートリッジBBの取り外しと、SM-BB7900の取り付けは洗浄含めても5分程度で終わってしまいました。
    FDのバンドを外したら取り付け跡の塗装はげにやる気をなくし、ジ・エンドです。
    明日気を取り直して、完成させます。
    長文失礼しました。

  15. 名前:親方 投稿日:2010/10/10(日) 10:14:11 ID:cebb99882 返信

    すごく おひさしぶりです。
    公私共に忙しくて なかなかコメントできずにいました。 今日は久しぶりの No planのお休みで のんびり過ごしてます。
    札幌は最近めっきりさむくなって 寂しい気持ちでいっぱいです。
    今年は 今までと違い サイクリングを楽しむ一年で、仲間もさらに増えて すごく自分は成長した一年でした。
    でも 自転車は変わってません。
    Shiroさんの記事を見ると すんごいスピードで 入れ替わって すごいな~と思ってました。 最近 周りの人がディープリムを使っていて かっこいい~。 と ちょっと気持ちが揺れています。 
    僕のRHCも どこまで 変わるのか。
    楽しみです。 それではまた。

  16. 名前:Nu-merion 投稿日:2010/10/10(日) 02:00:29 ID:36c2adaec 返信

    「生物と無生物のあいだ」というタイトルを見たときは何事かと思いましたが、自転車パーツ交換を正当化する口実?というオチでしたか。かくいう私も、3日前にペダルとシューズがSPDからSPD-SLに替っていたりしますが。
    ルドルフ・シェーンハイマーの「動的平衡」の話で、リチャード・ファインマンの「科学の価値とは何か」というエッセイを思いだしました。”ネズミの大脳の放射性リンの量は二週間で半減する”という新聞記事を取り上げ、この事柄は、どういう意味を持っているかについて言及しています。ネズミや人間の脳のリンは異なっているのに記憶はきちんと残っているというこが驚くべき事柄であるのに、新聞の記事はこれはガンの治療に役立つという用途にしか目を向けていないことを嘆いていました。
    これを自転車にあてはめると、ペダルは一昨日と違う(アップグレードしているにもかかわらず)、一昨日のヤビツのタイムは変らなかった、といったところでしょうか。
    でも、実際は遅くなっていたんですけどね、フォールディングでヤビツに登ったときよりも。
    そもそもは蓑毛と菜の花台で休憩してしまっている時点でタイムどころではなかったです。
    ところで、ヤビツのタイムって、国道246の名古木からヤビツのバス停まででいいんでしょうか、恥かしながら地元在住なのですが、正式な測り方を知らないんです。

  17. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/10(日) 00:59:12 ID:c8f0e4158 返信

    >かずさん

    そう,すべてが入れ替わったら誰なんだろう?って気がしますよね。

    ただ,細胞レベルでは入れ替わらない部分も
    色々ありますのでご安心を(^^)

    脳細胞は幼年期にあらかた揃ってしまい,
    歳をとっても細胞分裂で増えたり,入れ替わることはありません。

    が,細胞を構成する分子は入れ替わっているのです(!)
    ここが,本当に不思議だと思うのです。
    細胞は壊れ,修復され続けているのですね・・・。

    不思議だなぁ。

    自転車だとやっぱ,メインはフレームですかね(^^)

    「走り」をメインに考えると,メインは「ホイール」で,
    フレームは付属品とも考えられないことも無し。
    いや,いっそ,エンジンであるおいら本人が本体で,
    自転車全体を交換部品と考えてしまう,ダイナミックな考え方も!?

    あ,こんな馬鹿なことばかり言っていると,
    愛想尽かされて,本人を取り替えられてしまうかも(笑)

    気を付けようっと(^^)

  18. 名前:かず 投稿日:2010/10/09(土) 23:41:00 ID:db7556e45 返信

    こんばんは~。
    同じようなことを考えたことがありました。
    人間は新陳代謝しているのだから、いくらか日が立ってすべての細胞が入れ替わったら、別人になっているんだよな~と。

    すべてのパーツが入れ替わったら、というか個人的にはフレームが入れ替わったら別の自転車かなーと思います。
    今のところボクはどノーマルです。
    シートバッグやサイコンくらいは追加しましたけどね。
    交換したものはありません。

  19. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/09(土) 23:01:08 ID:d6cd11def 返信

    >Mカルさん

    おぉ,思わず大好評で嬉しいかぎりです(^^)

    自転車本体の平衡は保たれているのですが,
    押入や物置の方は膨張の一途。

    こちらの方はどうしたもんだか・・・。

    家全体では年々重量が増えています(笑)

    バーテープ3年は凄いですね!!!
    おいらは,「白」が好きなので,どうしても交換頻度が高くなります。

    自転車塾,おもしろいですよね。
    おいら,わりと好きで良く読み返しています。

    クロモリロードいいのかもしれないなぁ・・・。
    幸い,LOOK号はカーボンにしては細身なのですが,
    クロモリの細身は惹かれますねぇ。

    実は,「クロモリ自転車の組み立てと調整」という本を持っています。
    自転車は買えませんが,組み立てや調整の基本が非常に丁寧に書かれていて
    大いに役立つ本で,オススメですよ~(^^)

  20. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/09(土) 22:54:13 ID:d6cd11def 返信

    >3姉妹パパさん

    珍しく,アカデミック(?)に書いてみました。
    完全に聞きかじりですが(^^) あ,読みかじりか。

    さぁ,今晩も動的平衡を保ったまま,
    新たなパーツ交換だ!


    先日,「なんかいじる物無いなぁ」という無力感から,
    あまり意味無く,12-27Tを11T化してみました。

    が,やっぱり意味がなかったので,12Tに戻す作業です。
    出ていったパーツが戻ってくる,珍しいケースです(笑)

  21. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/09(土) 22:50:36 ID:d6cd11def 返信

    >takkumuyさん

    はじめまして。
    コメントありがとうございます!!

    へんてこな記事に遭遇させてしまい,すいません(^^)

    そう,誰が見てもLGS RHCです!

    よくよく考えると,本家本元のルイガノLGS RHCの方も,
    こんな感じに毎年全く違う自転車です。

    2010年からは,またもアルミに戻っています。
    (しかも,普通の6066だし・・・)

    メーカー側もこんなですから,
    ちょっとフレームが変わったくらい,なんともないです!(笑)

  22. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/09(土) 22:43:26 ID:d6cd11def 返信

    >シュウインさん

    やはり,ちょこちょことやられていますね~(^^)

    フロントトリプルってのは,こんなに軽いのですね。
    30T,いいなぁ・・・。

    それにしても,コンポを「一式揃えてしまう」のは凄いですね。

    おいらは,ご存じの通り,チビチビ交換方式を採用しております。
    (っていうか,それしかできない・・・)
    いまだにブレーキはTIAGRAですし,FDもアルテです。
    あぁ,クランクは105だった。

    いつになったら全部DURAになるのやら。定年退職?(笑)
    だれか,クリスマスにクランク買ってくれないかな~

    明日は雨みたいですから,じっくり作業できますね!

  23. 名前:Shiro 投稿日:2010/10/09(土) 22:37:29 ID:d6cd11def 返信

    >tacoさん

    パーツを交換すると,
    明らかにモチベーションが上がりますよね♪

    おいらの場合,走りとは全く関係のない,
    ボトルケージやテールライトですら,
    取り替えた後には「早く出陣して試してみたい!」という気になります。

    もう,小学生の「ベイブレード」と大差ありません(笑)

    奥様への説明は慎重にどうぞ~!(^^)

  24. 名前:Mカル 投稿日:2010/10/09(土) 14:18:01 ID:0c27300d8 返信

    こんにちは。
    私は、こういうネタが大好きでshiroさんファンなのです。
    我が愛車の動的平衡は経済的に拒否され続け、公にはバーテープが3年目にやっと許されました(その陰にはウィングプロコンパクトも同時期に)。^^

    先日、図書館で中沢さんの「ロードバイク進化論」と白鳥さんの「自転車フェチの独り言」を借りてきました。が、機械好きの勉強家shiroさんとは違い、私にとって教科書的な中沢さんの進化論は眠くなって困りました。
    あ、長尾さんの自転車塾、快感・熱愛も借りましたが、クロモリロードや29インチ(MTB)、惹かれます。

  25. 名前:3姉妹パパ 投稿日:2010/10/09(土) 12:54:05 ID:401411a64 返信

    いやぁ~、面白い(^o^)/
    最高です♪
    崇高な話しを身近な物で表現して下さると非常に分かり易いです。。。。んぅ?ww

  26. 名前:takkumy 投稿日:2010/10/09(土) 12:26:58 ID:df9d6ab34 返信

    はじめまして。takkumuyと申します。
    『誰が見てもLGS RHCの2007年モデルです』の一文と、『LOOKフレーム+SHAMAL+DURA』の写真に思わず吹いてしまいました。
    非常に興味深い記事でしたw

  27. 名前:シュウイン 投稿日:2010/10/09(土) 10:06:10 ID:ed2a22335 返信

    私の通勤自転車も4年目に入りましたが、確かにいろんなパーツがちょこちょこと変わっていきました。
    ホイール:純正のよくわからんホイール→WH-R500→FULCRUMRACING7
    ペダル:PDM520→PDA520
    チェーンリング:52T-42T-30T→50T-39T-30T
    等々…
    元が中古なのでフレーム自体は7年ほど前の物ですが、こうして更新していくことで「飽きられない自転車」として更新されていたのですね。
    またもや動的平衡の時期がやってまいりました。Shiro教授のようにDuraへの昇華は無理ですが、へそくりで5700一式揃えましたので、明日、明後日で「生命の神秘」を実践します。

  28. 名前:taco 投稿日:2010/10/09(土) 05:29:43 ID:06e64f218 返信

    「実に崇高な知的活動」とはうまいことおっしゃります。パーツを換えることによって肉体的にも精神的にも(こっちの方が多いですが)満たされていくのは何故なのか、大変よくわかりました。是非この理論をうちの奥様にも読んでいただこうと思います。 shiro教授!次の講義も宜しくお願い致します!

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